家庭で血圧をはかりましょう。

◆健康寿命をのばすには、血圧のコントロールが不可欠です。

わが国は平均寿命世界一の長寿国となりましたが、反面、平均寿命と※健康寿命の開きが大きく、寝たきりなどになる期間が国民平均6年以上に及んでいるのが現状です。
寝たきりの二大原因は、脳卒中と骨折です。一方、痴呆の原因を見ても、わが国では3割以上を脳卒中が占めています。
脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破裂する脳出血、脳の表面の軟膜とくも膜の間に出血するくも膜下出血に分かれますが、これらの温床となるのが、高血圧です。

大門のぞみ薬局では、脳卒中などの循環器病を防ぐための具体的な目標を示し、「高血圧の改善」を重視しています。血圧を良好にコントロールすれば、脳卒中の4割は防げるものとみられます。ご自分が知らずしらず高血圧の域に入っていないか、家族は大丈夫か、家庭で血圧をはかる習慣が大切です。

※健康寿命とは?
寝たきりや痴呆などで要介護状態となった期間を、平均寿命から差し引いた寿命をさします。自立して元気に過ごせる生涯の期間、と考えればいいでしょう。

家庭ではかる血圧の意義(1)

◆ほんとうの血圧をより忠実に再現します

血圧はたえず変動しています。同じ条件で毎日続けて家庭血圧をはかることで、随時血圧よりも、実態に近い測定値が得られます。

このページのトップへ戻る

家庭ではかる血圧の意義(2)

◆家庭ではかって「正常」とわかる場合があります

ふだんの血圧は正常なのに、白衣(医師)の前に出るだけで血圧が上がるケースを「白衣性高血圧」といいます。この場合、家庭で正しくはかった値を医師に伝えることで、治療対象からはずれることも少なくありません。

このページのトップへ戻る

家庭ではかる血圧の意義(3)

◆危険な早朝高血圧を捉えます

血圧は一般に、夜間睡眠中に低く、交感神経の働きが活発になる朝の起床時には20mmHg以上上昇します。このとき、血圧上昇が激しく、脳卒中などにつながりやすいケースを「早朝高血圧」といいますが、家庭血圧でそのリスクがわかれば、生活習慣の改善や服薬で予防することができます。

このページのトップへ戻る

家庭ではかる血圧の意義(4)

◆薬の効き目がわかります。

1日1回朝に降圧薬を服用している人は、毎朝、薬を飲む前に血圧をはかることで、薬が24時間効いているかどうかを把握できます。血圧が十分下がっていなければ、医師に伝えることで、他の降圧薬の併用などを検討できます。

このページのトップへ戻る

家庭ではかる血圧の意義(5)

◆薬の量を加減できます

家庭血圧は、季節変動(冬に上がりやすい)やストレスの影響など、わずかな血圧の変化を映し出します。肥満の改善や早足歩きなどの効果もよく反映しますので、その情報をもとに、医師が薬の量を加減できます。

このページのトップへ戻る

家庭ではかる血圧の意義(6)

◆血圧を自己管理する積極性が生まれます

家庭血圧をはかることが習慣になると、生活習慣の改善に努め、薬をきちんと飲み、定期的に通院するなど、医師や看護師、薬剤師らと協力して血圧を良好にコントロールする意欲がわきます。

このページのトップへ戻る

家庭血圧の正常値

一般に、家庭血圧は随時血圧よりも低い値がでます。そこで、家庭血圧独自の正常値や正しいはかり方のガイドラインが専門医によって定められています。

岩手県大迫町(人口約9000人)の全世帯に家庭血圧計を配布した18年間にわたる疫学研究で、循環器病などのリスクは家庭血圧が138/83mmHgを超えるときわめて高くなる一方、120〜127/72〜76mmHgできわめて低くなることが示されました。

こうしたデータなどをもとに、家庭血圧の正常値は125/80mmHg未満(正常高値を含む)とされています。

このページのトップへ戻る

家庭血圧のはかり方

【血圧計の種類と選び方】
家庭血圧計には、上腕式、手首式、指式などのタイプがありますが、高血圧の専門医が認めているのは、上腕式だけです。
(手首式血圧計は、血圧を測るときに手首の位置を心臓の高さに合わせる必要があります。手首の位置が心臓より10cm低くなると、一般に、血圧の値は約7mmHg上昇します。そのため手首式では、測定位置がまちまちになる場合があるので、注意が必要です。その点、上腕式の場合、前腕を卓上に置くと、カフの位置がちょうど心臓の高さにきます。)

【はかる頻度とタイミング】
朝晩それぞれ1回以上、なるべく毎日同じ時刻と条件ではかるよう努めましょう。
朝は起床1時間以内・排尿後・朝食前・服薬前、夜は就寝前の測定がすすめられてます。

【測定結果の活用法】
治療が始まると、患者さんの心理として、何回かはかった値のうち最も低い値を主治医に教えがちですが、測定した値をすべてメモしておき、報告するほうが、医師の的確な判断の助けになります。

【はかるときの姿勢】
座位(椅子、正座、あぐらなど)で1〜2分安静にした後、
(1)上腕にカフ(腕帯)を巻きつけ、
(2)手首からひじまで机の上などに置いて安定させた姿勢ではかりましょう。

このページのトップへ戻る

健康な生活は私たちclassA薬局が応援します

class A とは、地域社会における人々の「健康な生活」を支える保険薬局のサービスブランドです。これからの薬剤師、保険薬局には、今まで以上に地域の人たちの健康を支援する役割が求められます。そんな薬剤師、保険薬局に対して、さまざまなサービス支援を通じてクラスAネットワークはバックアップしていきます。現在、class A 薬局は全国に約2,229軒(2007年9月1日現在)あります。医療機関と連携して、地域の人たちの健康な生活を支援しています。

このページのトップへ戻る