寒さに向かうこの時期から元気になり始めるのが、風邪を引き起こすウイルスです。乾燥と寒さが大好きで、仲間をどんどん増やしていきます。ウイルスがたくさん漂っている空気を吸うと、ウイルスが鼻やのどの粘膜にくっつき感染し、炎症を起こして鼻水や咳、発熱などの症状を起こします。
風邪を防ぐには、ウイルスを体内に入れないことがいちばん。外出の際はマスクの着用をおすすめします。マスクは人から吹きかけられるくしゃみ(飛沫)や、空気中のチリやホコリをシャットアウトしたり、喉の粘膜を保護します。自分が風邪をひいている場合は、他の人への飛沫感染防止にもなります。
ウイルスは空気中だけでなく、ドアや手すりなどいたるところに付着しています。それらに触れると手にくっついてしまい、その手で目や鼻をさわり、知らず知らずのうちに体内へウイルスが侵入することもあります。帰宅したら丁寧な手洗いをしましょう。また、のどの清潔も大事です。のどの奥までしっかりとうがいをしましょう。
睡眠不足や疲労、偏食などは体の抵抗力を弱め、ウイルスに感染しやすくします。十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事など、普段の生活にも十分に気をつけましょう。室内の乾燥にも注意します。
風邪にかかったら安静が第一です。ふつうの風邪(感冒)であればおよそ1週間で回復します。寒気、高熱、頭痛、関節痛など全身症状が現れる場合は、インフルエンザが疑われます。重症化すると、肺炎や脳炎などの合併症を生じ、生命に危険が及ぶこともあります。特にお年寄りや子ども、呼吸器の病気をお持ちの方は、注意が必要です。そのような方は特に、インフルエンザの予防注射を受けておくと安心です。