監査システム

数年前からずっと網を張っていたものの一つ、監査システム。
今までも、あってはならないことですが、ミスがあった時はそれを教訓にチェック体制を見直し、常に現状思いつく限りBESTな監査をしてきました。ただ薬局の役割として、まず大前提である正確性が今より精度をあげる手段があるのなら、やるべきだし、必ず機械での監査が必須になるときがくるだろうな、と思って展示会などあれば気にしていました。
そして入れました。DAIFUKUのauditです。
特徴としては、種別をバーコードと画像で認識して数量も全体の重さでチェックします。その結果を半年間保存しておけます。
使ってみた感想ですが、種別の読み取りはかなり良いです。黒っぽいシートなどを認識してくれないことがありますが、この辺は置き方や登録の仕方で対処できそうです。ただ重量は薬剤数が増えたりするとエラーになることがあります。完ぺきではありません。でも完ぺきを望んでもしょうがないと思います(もちろん将来的にどんどん近づいて行って欲しいですが)。大事なのは、この機械をいかに自分たちの役に立つような使い方ができるか、この機械の性能をいかにフルに利用して自分たちの仕事のクオリティーを上げれるかって使い方が正解ではないかと思っています。
なによりも大事なのはこれまで通りの人の目と経験による監査です。その手順と回数はそのまま変えずに、あくまでプラスαでauditです。これは手順だけでなく精神的にもそうでなくてはいけません。そして仮に1年に1回でも未然にミスが防げたら十分だと思います。
みんなには忙しい中で調剤手順が増えることになるので少し心配はしていたのですが、まず操作が直感的にわかりやすくてスピードも速いので、詳しく説明しなくてもどんどん勝手に操作してます。そして監査OKだったときの「ピコピコピコーン」が気持ちいいらしく、みんな積極的に使ってくれています。そして少しのプラスαの安心感も生まれているようです。
ちょっと大きくて場所食うけど、総じて入れて良かったと思います。