「第50回 日本薬剤師会学術大会」に参加してきました

先週末の10月8日、9日に東京で開催された「第50回 日本薬剤師会学術大会」に参加してきました。

1日目は主に機器展示やポスターを周り、ユヤマさんなどの医療機器メーカーや日頃お世話になっているClassAさん、全国薬剤師・在宅療養支援連絡会のブースなどを見て回ったり、新しく薬局で取り扱えるようなおもしろい製品がないかを見て回っていました。
また、薬学教育関連の分科会を拝聴し、今後の実務実習への対応について色々と学ぶ事ができました。後進を育てる環境をさらに整備することがこの業界にとっても非常に重要な事だと最近改めて考えています。

2日目には災害関連のシンポジウムを受講し、災害時における薬剤師の役割や、モバイルファーマシーの最新情報や配備状況、法的根拠などについて改めて知る事ができました。
また、モバイルファーマシーについては千葉、宮城の両県薬から実車が会場にやってきて見学可能となっていました。
その後は日医・日歯・日薬会長のパネルディスカッションに参加し、日医の横倉会長のお話を拝聴しました。

そして、午後からは自身も関わる分科会「ケア・カフェ体験 開催方法習得WS」の開催となり、準備から実際のワークショップまで仲間と一緒に奮闘しました。
「ケア・カフェ」とは音楽の流れるカフェのようなリラックスした雰囲気の中、 4〜5人のグループでテーマに沿って会話を楽しみ、席替えでグループ交換をしながらさらに内容を広く共有し、様々な意見を持ち帰ることを目的にしたもので。今回は「つながる」という事をテーマに、様々な職種や人の繋がりに多くの参加者楽しそうに意見交換をしている姿が印象的でした。
地域包括ケアが重要視される昨今、地域の様々な職種や資源がしっかりとコミュニケーションをとり、みんなで地域の住民を支えていく事が必要です。ケア・カフェもそんな中でひとつのインフラとして継続できていけると素晴らしいと考えています。

2日間、多くの人と交流し、様々な学びもあり、とても充実した時間を過ごすことができました。また、得たものを地域にフィードバックしていけるよう行動していきたいと考えています。
(奥村 智宏)