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2022.08.26 傷寒論 平脈法 第十七條
問曰脈有災怪何謂也師曰假令人病脈得太陽與形證相應因爲作湯比還送湯如食頃病人乃大吐若下利腹中痛師曰我前來不見此證今乃變異是名災怪又問曰何緣作此吐利荅曰或有舊時服藥今乃發作故名災怪耳。 問ふて曰く、脈に災怪ありとは何の謂ひぞや、師の曰はく假令ば人病みて脈に太陽を得て形證と相應ず、因って湯を作ること...
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2022.08.25 傷寒論 平脈法 第十六條
問曰脈有殘賊何謂也師曰脈有弦緊浮滑沈濇此六者名曰殘賊能爲諸脈作病也。 問ふて曰く脈に殘賊ありとは何の謂ひぞや。師曰はく脈に弦、緊、浮、滑、沈、濇あり、此の六者を名づけて殘賊と曰ふ、能く諸脈は病を作すことを爲すなり。 お尋ねします、脈に殘賊が有りますがどう言う事でしょうか、先生が言われるの...
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2022.08.24 傷寒論 平脈法 第十五條
問曰脈有相乘有縱有橫有逆有順何也師曰水行乘火金行乘木名曰縱火行乘水木行乘金名曰橫水行乘金火行乘木名曰逆金行乘水木行乘火名曰順也。 問ふて曰く脈に相乘ずる有りて縱あり橫あり逆あり順ありとは何ぞや、師の曰はく水ゆきて火に乘じ、金ゆきて木に乘ずるは名づけて縱と曰ひ、火ゆきて水に乘じ木ゆきて金に乘ずる...
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2022.08.23 傷寒論 平脈法 第十四條
假令下利寸口關上尺中悉不見脈然尺中時一小見脈再舉頭者腎氣也若見損脈來至爲難治。 たとへば、下利し、寸口關上尺中悉く脈を見はさず、然も尺中にひとたび小見し脈再び頭を舉ぐる者は腎氣なり、若し損脈來り至るを見はさば治し難しとなす。 たとえば下利して寸口關上尺中がみんな脈をあらわさず、尺中が時に...
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2022.08.22 傷寒論 平脈法 第十三條
問曰經説脈有三菽六菽重者何謂也師曰脈者人以指按之如三菽之重者肺氣也如六菽之重者心氣也如九菽之重者脾氣也如十二菽之重者肝氣也按之至骨者腎氣也。 問ふて曰く、經に説く、脈に三菽六菽の重さの者有りとは何を謂ふぞや、師の曰はく脈を人ゆびを以て之を按ずるに三菽の重さの如き者は肺氣なり、六菽の重さの如き者...