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2025.06.02 傷寒論 太陽病中篇 第七十四條
傷寒陽脈澀陰脈弦法當腹中急痛者先與小建中湯不差者與小柴胡湯主之。 傷寒、陽脈澀、陰脈弦、法當に腹中急痛すべき者には、先づ、小建中湯を與ふ、差へざる者は、小柴胡湯を與へて、之れを主どる。 寒に侵されて陽脈である寸口がしぶっていて、陰脈の尺中が弦である場合は、法則として腹中が急に痛むはずであ...
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2025.05.30 傷寒論 太陽病中篇 第七十三條
傷寒四五日身熱惡風頸項強脇下滿手足溫而渴者小柴胡湯主之。 傷寒四五日、身熱惡風し、頸項強ばり、脇下滿、手足溫にして渴する者は、小柴胡湯之れを主どる。 寒に侵されて四五日經って、身が熱し、またさむ氣がして頸やうなじがこわばり、脇腹が張って、手足が溫かく咽の渇くものは小柴胡湯が主治するのであ...
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2025.05.29 傷寒論 太陽病中篇 第七十二條
得病六七日脈遲浮弱惡風寒手足溫醫二三下之不能食而脇下滿痛面目及身黄頸項強小便難者與柴胡湯後必下重本渴而飮水嘔者柴胡湯不中與也食穀者噦。 病を得て六七日、脈遲浮弱、風寒をにくみ、手足溫、醫、二三之れを下だし、食する能はず、而して、脇下滿痛し、面目及び身黄、頸項強ばり、小便難き者は、柴胡湯を與ふれ...
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2025.05.28 傷寒論 太陽病中篇 第七十一條
服柴胡湯已渇者屬陽明也以法治之。 柴胡湯を服し已りて渇する者は、陽明に屬するなり、法を以て之を治す。 柴胡湯を服しおわって半表の邪がとれて半裏の邪熱が裏に入って渇を生じたのである。すなわち陽明に入ったのであるから、陽明病を治する藥方で治療しなさい。
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2025.05.27 傷寒論 太陽病中篇 第七十條
血弱氣盡腠理開邪氣因入與正氣相搏結於脇下正邪分爭往來寒熱休作有時默默不欲飮食藏府相連其痛必下邪高痛下故使嘔也小柴胡湯主之。 血弱氣盡して、腠理開き、邪氣因って入れば、正氣と相ひ搏ち、脇下に結ぼれ、正邪分爭し、往來寒熱、休作時あり、默默として飮食を欲せず、藏府に相連ぬれば、其の痛み必ず下だる、邪...