やけどの応急処置

先日、我が家の石油ストーブで火傷をしてしまいました(-_-;)
すぐに保冷剤で冷やしながら、やけどの応急処置方法を調べたので、ご紹介しますね☆

やけどしてしまったら、とにかく流水で冷やし続けることが肝心です。

やけどの深さは1度、2度、3度に分かれています。
●I度熱傷(表皮が損傷を受けた場合)
多くの方が一度は経験したことがあるであろう、軽度の火傷。紅斑や浮腫ができ、患部にひりひりとした痛みを感じますが、いずれも数日で改善します。跡になることもありません。

●浅達性II度熱傷(表皮~真皮の一部が損傷を受けた場合)
I度に比べてはっきりと紅斑や浮腫が見られ、損傷を受けてから24時間以内に、紅色の水疱ができます。この水疱が破れてびらん面を呈する(ただれる)ことも。痛みを伴うのも特徴です。完治には2~3週間かかりますが、跡が残ることはありません。

●深達性II度熱傷(表皮~真皮深層まで損傷を受けた場合)
真皮の深くまで損傷を受けると、浅達性II度熱傷のときとは違い、白濁色の水疱ができます。また、知覚が鈍くなるため、痛みを感じることもほとんどありません。完治までには3~4週間かかりますが、水疱が破れて潰瘍化したり、さらに悪化してIII度熱傷に移行したりすることもあります。また、完治後も瘢痕が残ります。

●III度熱傷(皮膚全層、およびそれより深くまで損傷を受けた場合)
III度熱傷になると、患部表面が壊死した組織に覆われ、皮膚は白色または黄褐色、黒色になります。知覚はまったく機能しなくなり、痛みを感じることはありません。患部周辺の表皮増殖を待てば自然治癒も見込めますが、多くの場合は植皮手術が必要に。完治後もひどい瘢痕が残ります。

☆軽度のやけどなら?☆
1度もしくは浅達性2度までの軽度のやけどに限りモイストヒーリングでケアすることができます。

【応急手当の方法】
よく冷やしたあと、ハイドロコロイド素材などの専用の創傷被覆剤で皮膚を保護をすることで、ヒリヒリする症状をやわらげ、湿潤環境を維持することで火傷の回復を促します。
また、火傷でダメージを受けた皮膚は、菌による感染をおこしやすいので、入念な経過観察が必要です。
私の場合は、水ぶくれはできましたが、おそらく浅達性2度と思われたので、キズパワーパッドを貼って、最初の数日は毎日貼りかえて様子を見ていました。徐々に治ってきたので病院に行かずにすみました。

ですが火傷の深さは判断がつきにくいので、迷ったら必ず病院で医師の診断を受けてくださいね(^_-)☆


☆大やけどしたら?☆
2度以上のやけどを負った場合は、できるだけ早く病院で治療を受けましょう。また、眼鏡や時計、ブレスレット、指輪などは、皮膚にくっついて取れなくなることがありますので、早目に取り外します。

【応急手当の方法】
患部に流水を約10分から30分流して、よく冷やして下さい。服を着たまま熱湯などでやけどしたときは、無理に服を脱がさず服の上から水を流します。
そして、できるだけ早く病院に行きましょう。この場合、薬は絶対に塗らないで下さい。

☆化学薬品でやけどしたら?☆
最近の漂白剤の中には強い酸やアルカリのものもあり、皮膚に付着するとやけどすることがあります。特に抵抗力の弱い子供には注意が必要です。

【応急手当の仕方】
化学薬品が皮膚に付いた場合には、水圧を弱くして、薬品をシャワーで洗い流します。また、お風呂に水を張って、そこに飛び込んで薬品を洗い流す方法もあります。
その後は、患部を冷やし、ガーゼを当ててすぐ病院へ行きましょう。