台風と頭痛の関係

最近は台風が相次いでいますね。台風といえば低気圧。低気圧が近づくたびに頭がガンガンして痛い。頭痛持ちの人にとっては苦しい季節。でも、ちょっと日常生活を見直すだけで、痛みを和らげることができるそうです。

たとえば休日、朝いつもより遅く起きた際に頭が痛いという人はご用心。
「ちょっと疲れているのかな」と思われがちですが、実はそれが片頭痛のことがあるようです。
 休日に寝すぎると、副交感神経が優位になって血管が拡張しやすくなり、片頭痛になりやすいのです。また、朝遅く起きて朝食を抜くと、血糖値が下がることで脳の血管が広がり、やはり頭痛につながります。
最近は、週末に一気に残った仕事を片付け、週明けの月曜日や火曜日にホッとしたときに、片頭痛を起こす人も増えているそうです。
 
片頭痛は、低気圧や生活リズムの乱れといった2つ以上の悪い因子が重なることで、起こしやすくなります。そのため、低気圧が近づいてきたときには、日常生活にご注意です。
 ①休日も平日と同じ時間に起きるなど、生活リズムを変えないようにする。
 ②週末前に仕事をがんばりすぎるのは止め、週の前半に力を注ぐ。
 ③寒暖差も頭痛につながるため、こまめに衣類を脱ぎ着するように。
 ④朝食抜きやドカ食いは厳禁。1日3食適度に食べる。
 ⑤赤ワインやチョコレートなど、血管拡張作用のある食材は避ける。
 ⑥神経の興奮を和らげ血管の収縮機能を改善するビタミンB2とマグネシウム、食物繊維をとるようにする。
 ⑦和食がお勧め。
 
一般用医薬品の鎮痛薬を服用していると、かえって脳の興奮状態が治まらなくなり、厄介な耳鳴りやめまいが続く脳過敏性症候群へ移行して、症状がひどくなるために注意が必要です。長引く頭痛やいつもと痛み方が違うときには、医療機関へ早めに受診を。