ぎんなん

紅葉が美しい季節になりましたね。
11/4に行われた御堂筋イルミネーション点灯式では、イチョウ並木が美しく照らされていました。御堂筋のイチョウ並木は、市民が銀杏拾いを行うことで有名で、最盛期は10月~11月にかけてだそうです。現在は事故の危険や悪臭などの理由により、雌木から雄木への植え替え作業が進められているので、数はだいぶ減ってしまったようです。

銀杏は、抗酸化作用のあるカロテンやビタミンC、老廃物や余分なナトリウム排出する働きのあるカリウムが豊富に含まれています。漢方としても用いられており、鎮咳・去痰目的のほか、頻尿・夜尿症にも効果が期待されています。
しかし、食べ過ぎは禁物です。

銀杏に含まれる「ギンコトキシン」という物質はビタミンB6の働きを阻害するため、多量に摂取すると神経伝達物資のバランスが崩れてしまい、主に嘔吐や痙攣といった中毒症状が出現します。
加熱処理により毒素が緩和したり消えたりしないので、子供は5粒、大人は10~15粒くらいを目安に、食べ過ぎないように気を付けましょう。