七草粥

明けましておめでとうございます。
毎年、お正月ムードが落ち着いたころになると、「春の七草」という言葉をちらほら聞きませんか?七草粥とは、「春の七草」とされる7つの食材が入ったお粥のこと。

小さいころ、「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・春の七草」と暗唱して、なんとなく覚えている人も多いのではないでしょうか。

一方で、七草粥を食べる風習はややすたれてしまっています。時期になると、セットになった七草がスーパーなどで販売されていることもあります。ただ、行事として七草粥を毎年食べる、という人は多くないかもしれませんね。

若い人では、春の七草がどんな植物なのか知らない、という人もいるでしょう。

でも、古くから続くこの行事は、とても深い意義を持っているのです。

春の七草の由来と七草粥の効能についてお伝えしたいと思います。

七草をすべて合わせると約12種類の薬膳効果があり、含まれるビタミン・ミネラルは約7種類です。

健胃効果・食欲増進・利尿作用・二日酔い解消・解熱・去痰・咳止め・気管支炎予防・扁桃腺炎予防・肝臓回復効果・そばかす予防・あかぎれ予防・心の安定効果などが期待されています。

食べ過ぎやすいお正月という時期、または冬という風邪の多い季節にはうってつけの食材というわけです。

また、なぜこの7つが「春の七草」となっているのかはさだかではありません。ただ、1つ1つにはとても縁起の良い意味が込められています。

疲れた胃腸を七草粥で労わり、無病息災を願って、今年も一年頑張りましょう!!