夏野菜の苗がのびのびと

こんにちは。すっかり暖かくなり、草木がぐんぐん成長する季節になりましたね。我が家の家庭菜園も苗が成長し、脇芽取りや雑草抜きに忙しい週末を過ごしています。今日はその中の「きゅうり」のお話。

「きゅうりは栄養がない」といわれていますが、その理由のひとつに、ギネス世界記録に登録されている「最も熱量が低い(ローカロリーな)果実」としての記録。これがいつの間にか「世界でいちばん栄養が少ない野菜」と誤解され、広まったようです。

きゅうりは95%以上が水分で、栄養価が低いように感じられますが、100kcalあたりの栄養素を見てみると...

 ・カリウム…1400mg(ナスの約1.4倍)
 ・ビタミンK…240μg(レタスとほぼ同等 ※土耕栽培)
 ・ビタミンC…100mg(トマトの約1.26倍)
 ・食物繊維…7.9g(キャベツとほぼ同等)

一度に食べる量に差があるものの、決して栄養素が少ないわけではありません。カリウムは体内の水分量を調節し、むくみや高血圧の予防にもなるので、熱のこもった体に喜ばれそうですが、心疾患や腎疾患をお持ちの方は摂取量にご注意ください。

「きゅうり」の郷土料理として有名なのが、宮崎県の「冷や汁」。魚のすり身に味噌やごまを混ぜて湯でのばし、輪切りにしたきゅうりと薬味を加えたもので、熱いご飯にかけて食べる、夏の暑さを乗り切る郷土料理です。

いかがでしたでしょうか。
今年の夏も暑くなりそうなので、是非いろんなきゅうりレシピを検索・調理して、対策しましょう!