栄養たっぷりの湯葉!

こんにちは、朝夕が涼しくなり、やっと秋を感じるようになりましたね。例年であれば、小旅行に出かける所ですが、今年は気軽に遠出もできず。
ですので今日は、昨年訪れた京都でいただいた湯葉のお話。

最初に注目するのは『タンパク質』
大豆に含まれる植物性タンパク質は、肉や魚に含まれる動物性タンパク質とは異なる嬉しい効果が期待されています。それは、基礎代謝をアップさせ、内臓脂肪や中性脂肪を低減させる効果です。豆乳の皮膜である湯葉には、このタンパク質がギュッと農集されているのです。
次に有名なのは『大豆イソフラボン』
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをしてくれます。エストロゲンは一般的に加齢とともに減少してしまうので、この働きを補い、更年期障害の予防や美肌効果など、女性に嬉しい様々な効能が期待できます。
そして凄いのが、なんと湯葉に含まれるアミノ酸スコアは、100点の最高点!
体内に存在する20種類のアミノ酸の内、体内で合成できない9種の必須アミノ酸をバランス良く摂取できるということを示しています。アミノ酸は、運動をする際のエネルギーとして使われたり、肝機能の強化や安眠、精神の安定、成長ホルモンの分泌など、その効果は多岐に渡り、まさに生命の源。一つでも不足すると体に支障をきたすため、しっかり摂取したいですね。

宮中料理、精進料理、懐石料理に愛されてきた湯葉。現代ではその多くの栄養成分が注目され、スーパーなどでも売られるようになりました。生湯葉や保存のきく乾燥湯葉は一般家庭でも煮物や蒸し物、揚げ物などとして利用されています。栄養たっぷりですが、意外とカロリーや脂質も高めなので注意が必要。秋の肌寒い夜にほっこり一品、いかがでしょうか。