薬局に処方せんを持って行ったとき、薬剤師から「薬や食べ物でアレルギーを起こしたことがありますか?」「これまでに薬で副作用を経験したことがありますか?」「今、ほかに飲んでいる薬はありますか?」など、あなたの使用してきた薬の歴史、すなわち薬歴を必ず聞かれるはずです。このような質問には正確に答えるようにしてください。
薬剤師の大事な役割として、調剤した薬を患者さんに適正かつ、安全に使用していただくことが挙げられます。その際に欠かせないのが、こうした質問から得られる情報です。
例えば、アレルギーのある方に、そのアレルギーを引き起こす薬をお渡ししたら大変なことになります。最悪の場合、意識を失ったり、死に至るような深刻な副作用が出ることもあります。副作用は、薬同士の飲み合わせによっても起こります。こうした事態を避けるために、薬剤師が患者さんのことを知ることはとても大事なのです。
薬を患者さんにお渡しするとき、薬剤師は「毎食後に1錠、1日3回飲んでください」などと必ず服用の仕方を説明します。これも、目的は先ほどと同じ、患者さんに薬を適正に使用していただくためです。
服用する時間や量は、その薬の特性や効果などを考慮して最も適したものが選ばれています。これらを守っていただくことはとても重要です。1回に飲む量や回数を超えて服用すると、薬そのものがもっている作用が強く出すぎて、薬が毒になる危険がありますし、逆に用量が少なすぎても薬は効果を十分に発揮できません。
冷蔵庫での保管など特に保管場所に気をつけなければならない薬や、納豆とワルファリン(抗凝固薬)のように食品との飲み合わせに気をつけなければならない薬などもあります。このような薬をお渡しするときも、薬剤師は必ず患者さんにその旨をお話しします。
このように、患者さんからさまざまな情報を得たり、注意事項をお伝えしたりすることを専門用語で「服薬指導」と言います。何だか難しそうに聞こえますが、要は薬を適正かつ安全に服用していただくために、患者さんと薬剤師のコミュニケーションを深め、それぞれの情報を交換し合うことにほかなりません。
薬についてのご質問を受け、それに答えることも薬剤師にとっては重要な服薬指導の一つです。疑問、不安などがあったときは、お気軽に薬剤師におたずねください。
コガ薬局 【 KOGA Pharmacy 】