高脂血症(脂質異常症)や糖尿病、高血圧症といった、いわゆる生活習慣病の多くは、初期にはほとんど自覚症状が現れません。
隠れた生活習慣病を早期発見したり、病気の危険因子や徴候を見つけ発病を防ぐのに役立つのが健康診断です。
自分の健康を守るために、少なくとも1年に1回は定期的に健康診断を受けましょう。
健康診断を受けると、当日あるいは後日、「異常なし」「要再検査」「要精密検査」「要治療」といった判定が記された結果通知票が渡されます。「要再検査」「要精密検査」と判定されていたら必ず再検査を受けるか、医療機関を受診するようにしましょう。「症状がないからたいしたことはないだろう」「もし何か病気が見つかったら怖い」などと検査を受けずにいると、知らず知らずのうちに病気が進行してしまうことがあります。
逆に、検査結果が基準値内にあり、「異常なし」と出たからといって全く病気がないと保証しているものでもありません。結果は、その時点でとりあえず問題がないというだけであって、何らかの症状が現れたり、気になることがあるときは医療機関を受診しましょう。
結果通知票は保管し、毎年の検査値の変化をチェックすることも大事です。特に生活習慣病に関係する項目は基準値内にあっても、毎年少しずつ異常値に近づいていたら危険信号です。今のままの生活習慣を続けていたら、将来、生活習慣病を発病する可能性が大きいといえます。それを避けるためには食事、運動、飲酒などの生活習慣を見直し、問題があるときは早めに改善しましょう。また、前年と比べて、数値が急激に変化しているときは、念のために医療機関を受診するようにしましょう。
健診施設によっては、一般的な健康診断のほかに、体の一部や特定の病気について調べることを目的としたオプション検査や専門ドックを用意していることがあります。詳しく知りたい場合などに利用するとよいでしょう。
【例えばこんな検査・人間ドックがあります】
●脳ドック:脳の中を断層撮影するMRI検査やMRA検査などで脳の血管の形状や位置を調べます。自覚症状のない軽度の脳出血や脳梗塞、あるいはくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤などの早期発見に役立ちます。
●心臓ドック:運動しながら心電図を測定する運動負荷検査や、24時間心電図を測定するホルター心電図などで、心臓の血管が狭くなっている箇所がないかなどをチェックします。
●骨ドック(骨粗しょう症検診):骨のミネラル量(骨量)を測定します。骨粗しょう症などの発見や予防に役立ちます。
●内臓脂肪CT検査:メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の早期発見のため、CT検査で内臓脂肪面積を測定します。
●動脈硬化度測定:特別な装置を使って脈が伝わる速さを測定し血管の硬さを診たり、両手両足の血圧を同時に測定し、血管の詰まり具合を調べます。
●各種がん検診:肺の内部を観察する肺がん検診、大腸内視鏡による大腸がん検診、内視鏡検査やMRI検査などで胃を調べる胃がん検診などがあります。
コガ薬局 【 KOGA Pharmacy 】