ほとんどの薬は高温・多湿・直射日光を嫌います。したがって、その逆の場所、つまり湿気が少なく、温度が低く(室温1〜30℃以下)、日の当たらない環境が適当といえます。また、坐薬やシロップ、点眼薬、内服薬の一部など薬の種類によっては冷蔵庫などの冷所での保管が必要なものもあるので、必ず薬剤師の指示に従いましょう。
時折、常備薬をマイカーに置きっぱなしにしている人を見かけます。日中、車内の温度は想像以上に上がります。温度が上がると、薬の分解が早まるといわれています。薬を車中に置きっぱなしにするのは避けましょう。
保管場所でもうひとつ気をつけたいのが、乳幼児の手の届かないところに置くことです。子どもは手にしたものを何でも口に入れたがる傾向があります。日ごろきちんと保管していても、親が食後に飲もうとテーブルにくすりを出しておき、ちょっと席を外したすきに、子どもが間違って飲んでしまうというケースがあるので、十分に注意しましょう。
保管方法としては、基本的には、他の容器に移し替えたりせずに、購入したときの状態で保管します。特に、もともとが色つきのパッケージだったりするものを透明のビンなどに移し替えるのは止めましょう。開封後の湿布薬は、ファスナー付き保存袋に入れて密封を。目薬は付属の内袋に入れて保管します。
なお、薬の入っている箱などに使用期限(有効期限)が記入されています。これは未開封で、かつ保存状態が良い場合でのことです。開封したもので、1年以上たっている薬は思い切って捨てたほうが安全です。