いまや「国民病」ともいわれる花粉症。患者数はこの20年で3〜4倍に増えたといわれます。
その原因は、スギ花粉の飛散量の増加だけではありません。
排気ガスなどによる大気汚染や、道路の舗装化が花粉症を発症しやすい環境を作ったこと、また、タンパク質や脂肪分の多い食事、冷暖房の利用増加などがアレルギー体質の人を増やしたことも大きな要因と考えられています。
今年の花粉シーズンは、「浴びない、吸わない、近寄らない」という基本対策に加えて、生活習慣も見直してみませんか?
○生活を見直すことも対策に加えましょう
目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど、花粉症の症状はつらいものです。
マスクなどの対策に加えて、正常な免疫機能を保つための「生活」にも着目を。
栄養バランスの良い食事を心がけ、自律神経を刺激する精神的なストレス、肉体疲労などをためないように気をつけましょう。
○花粉の飛ぶ1〜2週間前から対策を
花粉症対策は色々ありますが、症状が出た後は「花粉に接触しないこと」が基本です。
外出時はマスクやメガネをして、花粉が付きにくい服装をしましょう。
薬を飲む場合は、花粉が飛ぶ1〜2週間前からが効果的といわれます。
花粉が飛ぶ時期を確認し、早めに医師の診療を受けましょう。
○花粉を避けて、発症のリスクを下げましょう
花粉症は、体内に花粉が侵入したときに作られる抗体(IgE抗体)が蓄積されることで発症します。
アレルギー体質の人でも、一定量に達するにはある程度の年数がかかるといわれますが、花粉の多い環境にいたり、急に大量の花粉を吸い込んだりすると、発症が早まりますので今から花粉を避ける工夫を。
○アレルギーの原因を知っておきましょう
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っている人は、今、花粉症の症状がなくても、花粉症の予備群といえます。
また、花粉症はスギ花粉が原因とは限りません。
医療機関などで、アレルギーの原因となる植物を調べてもらい、自分の身近にある植物なら除去しておきましょう。
●南風の日
花粉は南風に乗ってやってきます。特に、「春一番」が吹いた日はマスクをしましょう。
●気温が10℃以上の日
空気の乾燥した、晴れの日などは花粉が多く飛んでいます。
●雨上がりの日
雨が上がって2〜3時間後や、10mm以上の雨が降った翌日も要注意です。
■今年の花粉はどうなる?2008年スギ花粉前線予測
花粉飛散量は、東高西低のもよう。
今年は、去年よりもやや多い量の花粉が飛ぶと予測されます。
【NPO花粉情報協会より】
<取材協力>
東邦大学薬学部客員教授 佐橋紀男先生
<参考文献>
花粉症(斎藤洋三、佐橋紀男共著/少年写真出版社)
専門のお医者さんが語るQ&A(15)花粉症(大塚博邦/保健同人社)
花粉症ふっとばし完全カタログ(山西敏朗監修/幻冬舎)
コガ薬局 【 KOGA Pharmacy 】