水中は、地上とはまったく違う環境。その中にからだを浸すことで、からだに適度な刺激が与えられ、自律神経の働きが高まることがわかっています。
また、水圧の作用によって血行が良くなるほか、筋肉が重力から解放されるため肩こりなどが緩和します。さらに、水の中で深い呼吸を行うことは、呼吸筋を鍛え、心肺機能を高めることにもつながります。
ゆらゆらと漂う気持ちよさを味わいながら、水の効果を体感してみませんか。
人のからだは水に浮くようにできています。力を抜いて、水に全身をゆだねてみましょう。
自然と水に浮くことの気持ちよさが得られたらしめたもの。水の世界がもっと楽しくなります。
◆水の中でゆったり プランクトンのポーズ
息を吸い込んで止め、ゆっくりと両膝をかかえて水の中へ。からだがプカリと浮かびます。水の感覚を肌で感じることができたら、リラックスできている証拠。苦しくなったら立ち、呼吸を整え、何度か繰り返します。
※水中で、皮膚をなでる水の感触と聞こえてくる音楽を楽しもう。
◆水の中をスイスイ イカのポーズ
手を前に出し、まっすぐに浮きます。立っている人に足の裏を押してもらい、水の中をスイスイ。進みながら水の音や水の感触を楽しんで。どのくらい遠くまで進めるか、交代で遊んでみましょう。
※コツはイカになったつもりでからだをまっすぐ伸ばすこと。
【日本の海は濁っている?】
日本の海の多くは、南の島のリゾート地のように澄んだ色をしていません。しかしそれは、汚れているからというよりも、たくさんのプランクトンが棲んでいるため。魚は、プランクトンを食べて棲息しています。日本の海の色は、多種多様な魚が棲める豊かな海である証拠です。
水に浮くことができたら、ゴーグルとシュノーケルをつけて海中ウオッチングの準備です。
シュノーケルは、「あ」で口を開き、「い」でポッチをくわえ、「う」でしっかりくわえこみます。水の中では「う」の形を保ち、しっかり息を吐く“深い呼吸”を行いましょう。
海の生き物の様子を観察するなら、潮が大きく引いたあと、岩場のへこんだところにできる「潮だまり」へ。
波が来ない場所だから、水面はガラス板のように平らで中がよく見えます。カニやヤドカリやハゼ、ヒトデなど、色々な生き物をウオッチングできます。
夏の活動で注意したい「熱中症」。体内の水分不足、体内温度の上昇であらわれやすくなるもので、大きく3種類あります。
(1)「熱けいれん」(発汗によって血中の塩分濃度が低下して起こる、痛みを伴うけいれん)
(2)「熱疲労」(脱水状態によって起こる、全身倦怠感、めまい、失神、吐き気、嘔吐など)
(3)「熱射病」(熱中症の中で最も危険。体温が体内に蓄積されて、けいれん、発汗の停止などが起こる)。
熱中症の予防策は十分な睡眠、水分摂取、適度な休憩です。これらを心がけ、安全にアウトドアを楽しんでください。
<参考文献>
「自然と遊ぼう3 森の楽校」(小林毅著/山と渓谷社)
「自然と遊ぼう1 海の楽校」(長谷川孝一著/山と渓谷社)
「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン/新潮社)
「平成17年度森林総合研究所年報」(森林総合研究所)
「レスキュー・ハンドブック」(藤原尚雄・羽根田治著/山と渓谷社)
<取材協力>
岐阜県立森林文化アカデミー教授 小林毅先生
NPO地球の楽校代表 長谷川孝一先生
コガ薬局 【 KOGA Pharmacy 】