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みやのさわ薬局ブログ

2018/06/08

薬局新聞H29.11月号

風邪とインフルエンザは症状も原因も症状もはっきり異なります。
「風邪」は、のどの痛み、鼻水、咳(せき)などの症状を伴う呼吸器の急性炎症です。発熱、頭痛、食欲不振などが起こることもあります。「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。日本では毎年11月~4月に流行が見られます。

●インフルエンザの特徴
・潜伏期間 … 1~3日
・感染経路 … おもに飛沫感染(※)
※飛沫とは、くしゃみや咳(せき)などで唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散ること。
・発症 … 急激に38℃以上の高熱が出る
・症状 … 悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰(たん)、 呼吸困難、腹痛、下痢などの胃腸症状 など

●インフルエンザの予防
インフルエンザの予防に効果が期待できるのがワクチンの接種です。流行シーズンを迎える前の10~11月ごろの接種をおすすめします。
インフルエンザワクチンは、13歳未満は原則として、2~4週間の間隔をおいて2回接種します。13歳~64歳は1回または2回かは医師と相談して決めてください。
65歳以上の高齢者や過去にインフルエンザにかかったことがある人なら、1回の予防接種でも十分な免疫力が得られるといわれています。効果が現われるのはおよそ2週間後からで、その後約5~6カ月間持続するといわれています。 その他には普段からのうがい・手洗いが大事となります。

●インフルエンザの治療
・できるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠を取ります。
・インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちます。
・水分を十分に補います。お茶、スープ、ジュースなど何でもいいので飲みたいものを飲みます。
薬物療法
インフルエンザ治療薬には、内服薬、吸入薬、点滴があります。
医師と良くご相談を下さい。
インフルエンザの薬物療法には、「ノイラミニダーゼ阻害薬」と呼ばれる抗インフルエンザウイルス薬を使います。
インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が出現して48時間以内にウイルスの増殖のピークがきます。このため、48時間以内に服用しないとお薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の効果が現れにくくなります。ノイラミニダーゼ阻害薬は、ウイルスの増殖を抑えて感染の拡大を防ぐお薬なので、発症後できるだけ早く服用を開始することが重要です。また対症療法では、高熱の場合には解熱鎮痛薬(熱を下げるお薬)を、黄色痰(たん)など細菌の2次感染が疑われる場合には、抗菌薬(細菌を殺すお薬)を使います。

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