RSS

みやのさわ薬局ブログ

2018/06/08

薬局新聞H30.1月号

高齢者の食生活の特徴は、独居や高齢者だけの世帯になると、同じものばかり食べる、買い物や調理が億劫になる、食事そのものへの関心が薄れ、食生活が単調になってしまう、食事の回数が減る、といった特徴があります。
また、独居や高齢者だけの世帯は、社会的孤立から外出する頻度も減り、運動不足により食欲低下となり、食事量の減少など悪循環を招きます。
これらの高齢者の食生活の特徴から、低栄養状態に陥ってしまいます。

高齢者の体表的な低栄養素の要因
・口腔内
義歯、咀嚼障害
・身体的
慢性疾患、口渇、下痢、便秘、味覚障害
・生活環境の変化
独居、身近な人の死、外出しにくい家の造り
    
●低栄養素の改善
低栄養により、全身の筋肉量と筋力が徐々に低下し、活動量や気力が低くなりエネルギー消費量の低下に陥り低栄養になる…という悪循環が生まれてしまいます。
これを予防、循環を中断する為に低栄養の改善が必要です。
・エネルギー不足の解消
エネルギーが不足すると筋肉などのタンパク質が分解されエネルギーとして使われてしまう
・筋肉を維持、増強
筋肉になりやすいタンパク質を摂取する
分岐鎖アミノ酸(BCAA)筋肉を構成する必須アミノ酸の30〜40%を占める
筋肉などの合成促進、分解抑制、筋肉を動かすエネルギー源
ムネ肉、豚ロース、乳製品、卵、赤身の魚
・運動する
運動中〜後の1時間以内の分岐鎖アミノ酸の摂取が最適
普段から体重の変化やBMIなどにも注意し、栄養バランスの良い食事を摂るようにしていきます。高齢者では肥満よりも痩せすぎの方の方が、死亡率が高くなっています。
高齢者になると1回の食事量が少なくなるため、栄養素の不足によって低栄養を引き起こします。1回の食事で不足する栄養素は、間食で摂るようにしましょう。 栄養補助食品などを用いるのもよいかと思います。特に牛乳などの乳製品には多くのたんぱく質が含まれるので、積極的に摂るようにします。

調理において、いつも似たような味付けばかりだと、食事がマンネリ化してしまい飽きてしまいます。和風、洋風、中華などいろいろな料理を入れ、食事を楽しむようにします。調理が大変な方は宅配食やコンビニ、スーパーなどのお惣菜、冷凍食品などを上手に利用します。
高血圧の方は減塩に気をつけます。しかし、全体の味付けが薄いと食欲が低下し食事がすすみません。酢や香辛料、香味野菜などを利用してメリハリのあるお食事にします。

食事はただ食べるだけでなく楽しく美味しく食べることで生きがいにも繋がります。

« 前の記事 薬局新聞H29.12月号薬局新聞H30.2月号 次の記事 »

▲ このページのトップへ戻る