RSS

みやのさわ薬局ブログ

2018/06/08

薬局新聞H30.2月号

気管支喘息とは?
喘息(気管支喘息)のもとは気道の炎症です。喘息の人の気道は、症状がないときでも常に炎症をおこしており、健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっています。炎症がある気道に刺激が加わると、気道が狭くなり、痰などの分泌物が増えます。そのため、呼吸が苦しくなり、息をするたびにゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえたり、激しく咳き込んだりします。

●喘息の症状
喘息は、咳や痰(たん)、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)など、さまざまな症状があります。最近では咳だけの喘息(咳喘息)も増加しています。また、胸の痛みやのどに感じる違和感なども喘息の症状のひとつです。

●どんなときに喘息は起こるのか?
喘息の発作は、夜間や早朝におこりやすいのが大きな特徴です。
そのほかには
・季節の変わり目など、気温差がはげしいとき 
・天気がよくないとき、変わりやすいとき
・疲れているとき                       
・風邪をひいたとき
・発作を引き起こす刺激に触れたとき
(タバコの煙、線香の煙、強い臭いなど)

●喘息の治療
気管支喘息の治療には、大きく分けて「発作を予防する薬」と「発作が起きたときにおさめる薬」の2種類あります。
・長期管理薬(発作を予防する薬)
①炎症を抑える薬(吸入ステロイド薬)
→吸入ステロイド薬は強い抗炎症作用があります。ゆっくりと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。
②気管支を広げる薬(長時間作用型:効果が持続する)β2刺激薬
→β2刺激薬は気管支を拡張する薬です。効果が速く出る短時間作用性のものは発作治療薬として使われますが、効果が長く続く長時間作用性のものは長期管理薬として毎日使用します。
③炎症を抑える成分と気管支を広げる成分薬が一緒になった薬(吸入ステロイド+β2刺激薬)
→吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬が一緒に配合されている吸入薬です。気道の炎症をおさえる効果と、せまくなっている気道を広げる効果が同時に得られます。
④喘息に関わるアレルギー物質(ロイコトリエンなど)を抑える薬
→気道を収縮させたり、炎症を引きおこしたりするロイコトリエンというアレルギー反応によって生じる物質のはたらきを邪魔します。それにより気管支が広がり、また炎症もおさえられます。
・発作治療薬
①気管支を広げる吸入薬(短時間作用型)
気管支を広げる作用が強く、速効性があり、喘息の発作時にすぐに呼吸を楽にしてくれる吸入薬です。

« 前の記事 薬局新聞H30.1月号薬局新聞H30.3月号 次の記事 »

▲ このページのトップへ戻る