第7回 「気になる塩分のはなし~塩って…敵なの?味方なの??~」

日時:平成29年10月24日(火)15:30~16:30
場所:ニューロン薬局香露園店
テーマ「気になる塩分のはなし~塩って…敵なの?味方なの??~」

今晩のおかずは…とスーパーに買い物に行けば目にする『減塩』の二文字。
みなさんは普段の食事で「塩分」を意識していますか?
日本人の食塩摂取状況は年々減少傾向にあるものの「健康日本21」の目標値である8.0g未満にはまだまだ届きません(男性:10.8g 女性:9.2g/平成28年「国民健康・栄養調査」より)。そこで今回は「気になる塩分のはなし」と題して、塩との上手な付き合い方についてお話しました。
塩分を摂りすぎると皆さんもよくご存じのとおり「高血圧」の状態になります。高血圧の状態が続くことで、腎臓疾患や心疾患などの重大な合併症を引き起こします。なので、減塩しましょう!と言われるのです。では、まったく塩分を摂らなくていいのでしょうか?答えはもちろん「NO」。極端に塩分が不足した場合には脱水症状や筋けいれん、ひどい場合は昏睡を引き起こす場合もあるので、1日あたり最低でも1.3gは塩分を摂る必要があります。
日本人の食生活の中で、一番の食塩供給源は「調味料」。どんな風に工夫すれば塩分の摂りすぎを防げるのか…塩分の多い順に調味料を並べ替えてみよう、加工食品を塩分の少ない順に並べてみよう、といったクイズ形式で楽しく学んでいただきました。「塩分少ないと思っていたけど、案外多いのね~」といった声も聞かれました。
私たちに必要なのは「適塩」だと思います。適塩生活を送るために大切な3つのポイントを下に示します。参考にしてみてくださいね。
① 塩味以外(旨み・酸味・辛味・香り)の味覚で美味しく薄味に
② 調味料の選び方、使い方を知る
③ 野菜や果物を食べる(カリウムで余分な塩分を追い出そう!)

ティータイムでは店頭で販売している大塚食品の「マイサイズ」を試食していただきました。マイサイズは、カレーや親子丼、中華丼などの1食分のソースがレトルトパックになっており、電子レンジで簡単に調理できる食品です。しかも1食分わずか100キロカロリーで塩分もすべての製品で2グラム以下となっています。参加者の皆さんの気になる味や、スタッフおすすめの味を試していただきました。人気が高かったのは中華丼や蟹のあんかけ丼、親子丼でした。「これで塩分2gなの?おいしいわ~」「これくらいの量ならお昼ご飯にちょうどいいわね」といった声をいただきました。このシリーズには調剤薬局にしか置いていない「マイサイズ いいね!プラス」というものもあります。気になる方はぜひご来局くださいね!