調剤室からのお話:花粉症の薬は花粉が飛び始めたら服用
花粉症の薬でよく使われるのが「抗アレルギー薬」で、「抗ヒスタミン薬」や「抗ロイコトリエン薬」等があります。
抗アレルギー薬は花粉症の症状を出にくくする薬です。抗ヒスタミン薬の内服薬には新しいタイプと古いタイプがあり、新しいタイプはくしゃみや鼻づまり等のアレルギー性鼻炎に効果があります。古いタイプは、鼻づまりにはあまり効果がありません。目のかゆみなど花粉症で見られる一般的なアレルギー性結膜炎では、抗アレルギー点眼薬が用いられます。また、主として鼻づまりに効果があるのが抗ロイコトリエン薬です。
これらの薬で注目したいのが、“いつ頃から効き始めるか”です。
抗アレルギー薬は服用し始めてから約2週間後、新タイプの抗ヒスタミン薬は1〜2日後ですが、効果のピークは2〜4週間後に現れます。古いタイプは即効性があるものの、短期間しか効果は持続しません。抗ロイコトリエン薬は1週間後ぐらいから効き始め、効果がピークに達するのは約4週間後です。
つまり花粉症の薬は、原因となる花粉が飛散し始めた頃から、または症状が少しでも現れた時点から飲むのが望ましいといえます。
多くの花粉症の原因であるスギ花粉で見ると、東京なら2月初め、花粉の飛散が早い九州なら1月下旬、遅い東北なら2月中旬が目安です。
こうした薬を服用しても重い症状が出たときには、鼻に噴霧する局所ステロイド薬や血管収縮性点鼻薬などが用いられます。
抗アレルギー薬には、副作用や他の薬との飲み合わせなどの問題があるので、薬を用いる際は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
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