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今月の健康:山へ行こう!

ゆっくり歩いてリラックス

森林浴がからだによいといわれる理由は、抗菌作用や、人の心を落ち着かせる作用を持つ揮発性の物質「フィトンチッド」が発散されているためとされています。
また、森の中ではリラックスしたときに高まる副交感神経が活動的になり、ストレスホルモンが低下することもわかっています。
まずは、木々の揺れる音や虫の鳴き声に耳を傾けながらゆっくり歩いてみましょう。きっと、からだも心もリフレッシュするはずです。

自然の声に耳を傾けよう

歩いていると、ずっと座っていたい木陰など、なぜか気になる場所が見つかることがあります。
それは自然からのメッセージ。感性と自然が対話をしている証拠です。
※山の歩き方や遊び方について詳しい人に聞きたい場合は、近くのネイチャーセンターなどを訪ねてみてもよいでしょう。

早起きしたら、鳥の声が聞こえるよ

この時期は鳥たちも夏休み。山の中でも鳴き声が少ないのは、日中は餌を採ったり、木陰で静かに涼んでいたりするからです。
そんな鳥たちのさえずりがたくさん聞こえるのは、早朝、日の出の30分前ごろ。澄んだ空気の中で、耳を澄ましてみましょう。
日の出時刻は新聞でチェックできます。

世界でひとつのコレクションを作る

木の葉に木の花、セミの抜けがらや鳥の羽根、8月下旬には木の実…。下を向くと、山にはたくさんの落し物。
特に夏は鳥の羽根がはえかわる時期なので、さまざまな色・形の羽根が見つかるかもしれません。
さらに枝でオブジェを作ったり、ケースに入れてきれいに並べたり、楽しみが広がります。

虫は、ムシムシした夜が好き

虫が好きなのは、湿気の多いところ。昼は腐葉土や枯葉の下で休んでいます。
カブトムシなどの夜行性の虫は、夜になると、樹液などの匂いにつられ、明かりの近くに出没します。昼のうちに好物(※)を吊るしておびきよせてみましょう。
※焼酎や酢などに浸したバナナを袋に入れ、木に吊るします。

セミが羽ばたく瞬間をキャッチ!

セミの幼虫は夜中に土から出て来て木を上り、木の幹で数時間かけて羽化します。
その瞬間を観察するためには、昼間にセミの抜けがらが落ちている木や、幼虫の姿が見える木をマーク。
夜中に懐中電灯を持って見てみると、幼虫から羽根を伸ばして旅立つ感動の瞬間に出合えます。

毒虫に注意しよう

山や草むらには、ハチ、アブ、毒ガ、毒ヘビなど人間にとって危険な生き物がいます。
なるべく肌を露出せず、虫よけスプレーなどで予防対策を。そしてハチの巣や、毒ヘビが好む大きな岩の間などに、むやみに手を伸ばさないようにしましょう。
また、もしも害虫にさされてしまったときは、すぐに市販のポイズンリムーバー(応急処置用の、毒を吸引する器具)を使うか指で押し出して、消毒して軟膏を塗っておきます。
かゆみや腫れがひかない場合は医師の診療を受けましょう。





<参考文献>
「自然と遊ぼう3 森の楽校」(小林毅著/山と渓谷社)
「自然と遊ぼう1 海の楽校」(長谷川孝一著/山と渓谷社)
「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン/新潮社)
「平成17年度森林総合研究所年報」(森林総合研究所)
「レスキュー・ハンドブック」(藤原尚雄・羽根田治著/山と渓谷社)

<取材協力>
岐阜県立森林文化アカデミー教授 小林毅先生
NPO地球の楽校代表 長谷川孝一先生

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