健康を願う皆さまへ

明るく、健やかな毎日を送りたい……。
「エール薬局 大井町店」では、そんな皆さまを応援しています。

こちらでは、栄養や食生活に関するコラムをお届けします。
皆さまの健康づくりのヒントになりましたら幸いです。

「貧血」って何?

《貧血って?》

貧血とは「慢性的な出血によって、鉄が不足する病気」です。

「鉄」はヘモグロビンの材料となる、とても大切な栄養素です。
体内で作られたヘモグロビンは、酸素を全身の細胞へ運ぶ役割があります。
鉄が不足してしまうと「動悸」や「息切れ」「めまい」「頭痛」などの症状があらわれます。
また、鉄の吸収量よりも失われる量が多い時にも、貧血が起きてしまいます。

【貧血になりやすいとき】
・慢性的な出血……月経時、胃潰瘍などの病気
・必要量の増加……成長期、妊娠期


《欠食や偏食が貧血を招く!!》

鉄は、体に吸収されにくい成分なんです。
一度に大量に摂取したからといって、貧血がすぐに改善されるわけではありません。
また、食事の量が少なかったり、欠食・絶食をしたりすると、鉄不足が起きてしまいます。

毎日少しずつでも鉄を摂取するためには、

・栄養バランスの良い食事を
・三食規則正しく食べる

ことがとても大切なのです!

鉄を効率よく摂りましょう!

鉄の目標摂取量は「1日1mg」。
毎日の食事で、効率よく摂りましょう!

《鉄を多く含む食品》
・レバー
・赤身の肉
・魚、貝
・海藻(ひじき等)
・豆製品
・ほうれん草

⭐︎鉄製の包丁・鍋などの調理器具の使用もおすすめ!


鉄を多く含む食品と一緒に、「造血を助ける成分を含む食品」や「鉄の吸収率をアップさせる食品」を摂ると、さらに効率的です。

《造血を助ける成分を含む食品》
・ビタミンB12……動物性食品
・ビタミンB6……野菜、果実
・葉酸……レバー、野菜、豆、果物

《鉄の吸収率をアップさせる食品》
・いちご、みかんなどのビタミンCを含む食品
・動物性タンパク質、大豆製品、卵、肉、魚介など


また、食品の中には鉄分の吸収を妨げてしまうものがあります。
これらの食品のとりすぎには、注意しましょう!

《鉄分の吸収を妨げるもの》

・タンニン酸……コーヒー、紅茶、お茶
(食事の前後30分は控えるとよいでしょう)
・リン酸塩……インスタント食品、冷凍食品やカップ麺などの加工食品
・必要以上のカルシウムや食物繊維


貧血の改善は、バランスのとれた食生活がポイントです。
毎日少しずつ鉄を摂取し、健やかな体をつくっていきたいですね。