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この冬、風邪知らずで過ごすには?

風邪、とりわけインフルエンザウイルスにとって、寒くなり、乾燥してくるこれからが、もっともパワーをもつ時期です。
そのパワーに負けないために十分な対策を。大きく分けて、早めにしておく対策と日常生活で実行したい対策の2つがあります。

12月上旬までにはすませておきたいワクチン接種

早めにしておきたい対策は、なんといってもインフルエンザワクチンの接種です。ワクチンを接種しておくと、インフルエンザにかかる心配が減り、万一かかったとしても症状が軽くてすむことがわかっています。特に、インフルエンザにかかると重症化しやすい高齢者や、心臓や腎臓、呼吸器などに病気をもっている方も医師と相談し、接種しておいたほうが安心です。

インフルエンザワクチンの効果は接種してすぐではなく、約2週間後から出始めます。ですから、流行してから接種を受けても、効果が出るまでに感染してしまう可能性があります。インフルエンザはその年によっても異なりますが、例年12月下旬ごろに流行が始まるので、できれば11月中、遅くとも12月上旬までには接種をすませておきましょう。

13歳以上であれば接種は通常1回ですが、2回接種した方がより有効との報告もあり、1回か2回かの最終判断は接種を受ける人と医師の判断によります。65歳以上の高齢者では1回接種で有効との報告があり1回接種となります。生後6カ月以上13歳未満のお子さまは一般に2回の接種となります。2回接種の場合、1回目と2回目の間を1〜4週間程度(免疫効果を考慮すると4週間が望ましい)空ける必要があります。その期間を考慮すると、1回目を11月中旬までにはすませておくことが望まれます。

外出から帰ったら手洗いやうがいを忘れずに

ワクチンを接種したからといって全ての人が完全に予防できるというわけではありません。また、インフルエンザワクチンはあくまでもインフルエンザに対してのものですから、風邪には効果はありません。インフルエンザワクチンを接種したからといって安心せずに、日ごろの注意も必要です。

空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜も乾燥し、ウイルスを排除しにくくなります。また、ウイルスは乾燥した環境にいると、長時間にわたって感染力を維持します。冬場は空気が乾燥気味になりますから、加湿器などを用いて室内を適度な湿度に保つようにしましょう。鼻やのどの粘膜に適度な湿り気を与えるという意味では、マスクの着用もおすすめです。

感染の経路で意外に多いのが手などを介する接触感染です。外出している間に、知らず知らずのうちに手にウイルスが付着している場合が少なくありません。外出先から帰ったら、必ず手を石けんで丁寧に洗いましょう。指先や手の甲、指の間は洗い残しの多い部分ですから特に意識して洗います。
手を洗い終わったら、次にうがいを。うがいでのどに付いたウイルスを全て洗い流すことはできませんが、のどに潤いを与え、のどの抵抗力を高めることが期待されます。

十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事などで免疫力を落とさないようにすることも大事です。高い免疫力を維持しておけば、たとえ風邪やインフルエンザにかかっても悪化を抑えることができます。

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