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医薬部外品は、医薬品や化粧品とどう違う?

穏やかな作用があり、目的が決まっている「医薬部外品」




私たちが飲む薬や化粧品などは、原料から製造方法、表示内容、広告の表現まで、「薬事法」という法律できめ細かく規制されています。

「医薬部外品」についても薬事法の中で、「人体に対する作用が緩和なものであって機械器具等でないもの、及びこれに準ずるもので厚生労働大臣の指定するもの」と定義されています。
つまり、「医薬部外品」とは、身体に作用する成分が含まれてはいるけれど、医薬品に比べて作用が弱いものです。そして、目的が薬事法の中で記されています。たとえば、次のようなものです。
・吐き気やその他の不快感、または口臭もしくは体臭の防止
・あせも、ただれなどの防止
・脱毛の防止、育毛または除毛
・人または動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみなどの駆除または防止

医薬部外品に該当する商品の種類は国の規制緩和によってかなり増え、特に2004年7月からは作用が穏やかで安全性が高いと認められる371品目の医薬品が医薬部外品に移行し、コンビニでも扱えるようになりました。
医薬部外品の具体的なものとしては、制汗スプレー、育毛剤、染毛剤、入浴剤、のど清涼剤(のど飴など)、ひび・あかぎれ用剤、うおのめ・たこ用剤、整腸薬、うがい薬、ソフトコンタクトレンズ用消毒剤などがあります。
医薬部外品に該当する製品には、製造販売業者は、必ず「医薬部外品」と表示する必要があります。

あなたが使っているのは「化粧品」?それとも「医薬部外品」?

乳液や化粧水などに、「薬用」と書かれた薬用化粧品があります。薬事法上では、薬用化粧品は「医薬部外品」の中に入り、「医薬部外品」という表示がついています。

では、「化粧品」と「医薬部外品」はどのように違うのでしょう。
「化粧品」とは、薬事法の定義では、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされているもので、人体に対する作用が緩和なもの」です。
化粧品と医薬部外品は、形状・使用方法が似ていて重なるところがありますが、それぞれ効能効果の範囲が決められており、医薬部外品は化粧品にはない効果(たとえばニキビ、肌荒れ、かぶれ、しもやけの防止など)が認められています。

また、化粧品と医薬部外品は、それぞれ使用できる成分や表示の仕方が決められています。医薬部外品は定められた成分の表示が義務づけられており、化粧品は全成分を表示することになっています。表示に関しては、薬事法のほかに公正競争規約や条例などでも規制されています。
医薬部外品は、作用が緩和で安全性が高いとはいえ、トラブルが起こる危険性はゼロではありません。何か症状が現れたときは医師や薬剤師に相談しましょう。

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