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OTC医薬品を買うとき、どんなことに注意したらいい?

OTC医薬品(一般用医薬品)は、体のどこかに異常を感じても医療機関にかかるほどでもない軽い症状のときや、「風邪かな」と思ったときなど早目の手当てで健康管理をしたいときに利用するものです。医師が処方する薬に比べて効き目はマイルドですが、誤った使い方をすると思わぬ副作用が現れることもありますので購入する際に注意が必要です。

ほかの薬を服用中の人やアレルギーのある人などは薬剤師に相談しましょう

OTC医薬品とは、薬局や薬店で自分で選んで買う市販薬で、医師の処方せんがなくても手に入れることができます。
OTC医薬品を正しく使うには、効能・効果、用法・用量、使用上の注意、保管の仕方などを知っておくことが大事です。これらの情報は添付文書(説明書)や外箱に書いてあります。購入する前に、まず外箱をよくチェックしましょう。記載されている内容がわからないときは遠慮せずに薬剤師にたずねましょう。

現在服用している薬がある場合は薬剤師にその旨を告げてください。薬の飲み合わせによっては、お互いに作用を強めたり、逆に弱めたり、あるいは副作用を起こすこともあります。これまでに薬による副作用を経験したことがある人やアレルギー体質の人も薬を慎重に選ぶ必要があります。また、妊娠しているときは、本人だけでなくおなかの胎児への影響を考えなければなりません。妊娠しているときは服用する前に医師に相談したほうが安心です。出産後では母乳に移行する薬もあるので、授乳中の人は医師や薬剤師に相談してください。子どもの薬を買うときも、子どもの状況を説明して薬剤師に服用してよいかを確かめましょう。商品名に「小児用」と記されていても、年齢によっては使用できないものがあります。

OTC医薬品を服用しても治らないときは医療機関を受診しましょう。例えば高熱や胃の痛みなどが何日も続くといった場合などは、すぐに医師の診察を受けることをおすすめします。服用を続けるめやすは製品の添付文書に記載されているものもありますので、よく確認しましょう。添付文書は必ず読んで、薬を使い終わるまで保管しておきましょう。

「かかりつけ薬局」と「おくすり手帳」を持ちましょう

OTC医薬品に限らず薬と上手に付き合うには、気軽に何でも相談できる「かかりつけ薬局」をもつことをおすすめします。
また、ぜひ用意したいのが「おくすり手帳」です。過去にかかった病気やこれまでに使った薬の名前、副作用やアレルギーの有無、現在服用している薬の名前などの情報を一冊の「おくすり手帳」にまとめておけば飲み合わせのチェックなどが容易にできます。OTC医薬品を買うときも、薬剤師はそれをもとに適切なアドバイスをしてくれます。
なお、OTC医薬品の販売方法が法律で6月1日から変わります。次号で詳しくご紹介します。

※OTC医薬品…OTCは、英語の「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略で、カウンター越しに薬を販売することに由来しています。副作用や処方薬との相互作用など、薬剤師等から提供された適切な情報に基づいて購入することが重要です。

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