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笑う門には“健康”が来る?

最近、大笑いしましたか? 新しい学校や職場が待ち受けていると緊張して、あるいは寒さから、顔がこわばっていないでしょうか。
笑いは人間関係の潤滑油。さらに、健康にも良い影響を与えることがわかっています。

笑いで免疫がアップ!?

笑いと健康の関係について知られるきっかけとなったのは、アメリカの有名なジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏の、病気克服体験です。49歳のとき、強直性脊椎炎という難病にかかり、医師から治る見込みはほとんどないと告げられました。ならばせめて楽しくと、病室にコメディー映画を持ち込んで毎日思いっきり大笑い。すると、ぐっすり眠れるようになり、半年後には仕事にも復帰。彼はその経過をイギリスの医学雑誌に投稿。これが端緒となり、世界中で笑いと健康についての研究が始まりました。
日本でも、いくつもの報告が発表されています。例えば、関節リウマチの患者さまに落語を聞かせて大笑いしてもらった結果、血液中の炎症性物質が減少したことがわかりました。また、糖尿病の患者さまに、初日は糖尿病の講義を、次の日には漫才を聞いてもらい、食後血糖値(食後2時間)と空腹時血糖値との差を測定したところ、2日目のほうが初日より平均46mg/dlも血糖値上昇が抑制されていたという報告があります。
笑いと免疫力の研究もあります。がんを患う人たち19人に、漫才や喜劇を3時間見て笑ってもらい血液を調べました。血液の中には、感染症を引き起こすウイルスやがん細胞を破壊するなどの働きをするNK細胞という免疫細胞が含まれていますが、検査の結果、14人のNK細胞の元気度(活性)は公演前より上昇していたことがわかりました。
そのほか、脳を活性化する、ストレスをやわらげる、痛みを軽減する、前向きな気持ちになる、腹筋運動になる……など笑いの効用は尽きません。

笑いは若々しさを保つ美容液

「笑う門には福来る」と言われていますが、多くの効用をもたらしてくれるのですから、笑わない手はありません。といっても忙しい現代人、毎日、漫才や落語を聞くわけにもいきません。でも、笑顔を作ることはいつでも、どこでもできます。まずは、朝、顔を洗うとき、鏡の前でニッコリ。人にお腹やわきの下をくすぐってもらうのもよいでしょう。笑うことの気持ちよさを脳が覚えます。
笑いは表情筋をまんべんなく使うので、表情を豊かにし、若々しい印象にします。笑いは、いわば自分が作り出す美容液なのです。
さあ、大きな声で笑いましょう。「ワッハハハ、フフフ、ヘヘヘ、ホホホ」。なんだか楽しい気持ちになってきませんか。

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