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家庭での食中毒を防ぐには?

じめじめした梅雨時から夏にかけては細菌が増えやすい時期。家庭でも食中毒に注意が必要です。特に生の肉や魚に触れた部分を介して菌が広がる“二次汚染”に注意しましょう。


生肉、半生肉は食べないで

食中毒を起こす細菌にはたくさんの種類がありますが、5月から9月にかけて特に多く発生する細菌の1つが腸管出血性大腸菌です。
腸管出血性大腸菌といってもピンとこないかもしれませんが、その代表がO157です。非常に毒性が強く、感染すると死にいたることもあります。牛などの腸管内に生息し、肉の加工過程でほかの部位に移ります。同様に牛や鶏などの腸管内に存在する細菌に、カンピロバクターがあります。腸管出血性大腸菌、カンピロバクターともに少量でも食中毒を起こしますし、鮮度が良くても、菌がついた肉を生もしくは半生で食すると、食中毒が起こることがあります。


肉や卵は中までしっかり加熱

家庭で発生する食中毒で多いのがサルモネラ菌によるもの。特に、サルモネラ・エンテリティディスは鶏卵に存在することがあるので、卵を購入したらすぐに冷蔵庫に保管し、賞味期限内に食べ切るようにしましょう。なお、卵の割り置きはしないようにしてください。
ここに挙げた3種の細菌を含め、ほとんどの細菌は75℃で1分以上加熱すると死滅するといわれています。ひき肉からつくるハンバーグなどは内部まで細菌が入り込みやすいので、しっかりと火を通しましょう。卵も、購入して日にちが経ったものは半熟ではなく、卵黄も卵白も固くなるまで十分に加熱します。


調理器具を清潔に。冷蔵庫管理も大事

食中毒を起こす菌を周囲に広げない二次汚染対策も重要です。基本の「き」は手洗いです。手は石けんを使って流水でていねいに洗いましょう。
調理器具にも注意が必要です。まな板や包丁は使うたびに洗剤で洗います。スポンジやたわしは、使ったあとは洗剤をよく洗い流して、十分に乾燥させます。台ふきんも濡れたままにしないで、使い終わったら煮沸消毒をするか、台所用漂白剤で洗って十分に乾かします。
冷蔵庫の管理もポイントです。扉を開けている時間はなるべく短くする、物を詰め過ぎない、2週間に一度は掃除するなども心がけましょう。

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