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鼻はどんな働きをしているの?

顔の真ん中にある鼻。外から見えているこの部分は、いわゆる鼻の穴のカバーにすぎません。実はカバーの下には複雑な構造が広がっています。今回は、8月7日の「鼻の日」にちなんで鼻の健康をクローズアップしました。


鼻は外鼻(がいび)、鼻腔(びくう)、副鼻腔(ふくびくう)からなります

日ごろ私たちが「はな」と呼んでいる部分は、正式には外鼻といいます。鼻は、この外鼻と鼻腔、副鼻腔からなります。鼻の穴の中を鼻腔といい、鼻腔は、鼻中隔(びちゅうかく)という壁によって左右に分けられ、内面は粘膜に覆われています。鼻腔の外側壁には鼻甲介(びこうかい)と呼ばれる3つの出っ張りがあり、その下には同じく3つの鼻道と呼ばれる空気の通路があります。
副鼻腔は、鼻腔の周囲にある空洞で、左右に4つずつ、計8つあり、小さな穴(自然口)で鼻腔とつながっています。


鼻の主な働きは呼吸器、嗅覚(きゅうかく)、声の共鳴の3つ

鼻は呼吸器の入口として重要な働きをしています。鼻腔に入った空気は適度な温度と湿度に調節されて肺に送られます。また、鼻腔に入った細かいチリやホコリも取り除かれます。
鼻腔の天井には嗅(きゅう)細胞があります。においのもとが嗅細胞に触れると、嗅神経を通じて脳にその刺激が伝わり、においを感じます。
鼻をつまんでしゃべってみてください。不明瞭なものになりませんか。これは鼻がつまることで、鼻の共鳴作用が悪くなるからです。


鼻炎と副鼻腔炎、早めに耳鼻咽喉科を受診しよう

鼻の病気の代表が鼻炎と副鼻腔炎です。鼻炎は鼻腔の粘膜に炎症が起こったもので、一般に鼻かぜと呼ばれます。主な原因はウイルスや細菌による感染です。鼻づまりやくしゃみ、鼻汁などの症状がみられます。治療には通常、症状を抑えるお薬が用いられます。
副鼻腔にある粘膜に炎症が起き、それが長く続くのが慢性副鼻腔炎(ちくのう症)です。膿の混じった粘り気の強い鼻水が出たり、鼻づまりになったり、においがわからなくなったりします。治療は、薬物療法や鼻吸引、鼻洗浄、ネブライザー療法などが行われます。それらを行っても治らない場合には、手術が検討されることがあります。
鼻炎、副鼻腔炎ともに、きちんと治療をしなかったり、長引かせたりすると慢性化し、不快な症状が続きます。そうならないうちに、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

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