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ガマンしていませんか「片頭痛」

生命に危険をもたらすものではないからと、放置しがちな片頭痛。しかし、その痛みは実に不快なもの。片頭痛について正しい知識をもち、きちんと対処することが大切です。


発作前に肩こりや生あくび、視覚障害などが出ることも

繰り返し起こる頭痛を慢性頭痛といい、さまざまな種類があります。中でも特に女性に多いのが片頭痛です。こめかみあたりがズキンズキン、ドクドクと心臓の拍動に合わせたように痛むのが特徴です。体を動かすと痛みが増すので寝込む人もみられます。痛みは片側だけのこともありますが、両側が痛むこともあります。ただし、痛みは毎日起こるわけではなく、1カ月に2~5回程度が一般的です。痛みの持続時間は4時間から2~3日程度です。
頭痛発作の数時間前から1~2日前に首や肩のこり、生あくび、空腹感などの予兆がみられることがあります。痛みの直前に、目の前がチカチカしたり、ギザギザしたものが見える閃輝暗点(せんきあんてん)などの前兆が現れる人もいます。


脳の血管と三叉(さんさ)神経が関係しているらしい

原因ははっきりと解明されていませんが、脳の血管と三叉神経が関係していることがわかってきました。何らかのきっかけで脳内のセロトニンという神経伝達物質が大量に分泌されると、血管が収縮します。セロトニンが出尽くすとその反動で血管が拡張し、炎症が起こります。すると、三叉神経が圧迫されたり、三叉神経から痛み物質が放出され、強い痛みが生じると考えられています。
また、片頭痛が女性に多くみられるのは、女性ホルモンの変動により、脳の血管が拡張するためといわれています。


日常生活の工夫で頭痛発作を防ごう

治療の基本は薬です。種類によって飲むタイミングが異なるので、医師や薬剤師の指示に従ってきちんと服用しましょう。 発作が起きたときには、静かな部屋で安静を保ったり、こめかみを押さえたりすると痛みがやわらぎやすくなります。
睡眠不足、睡眠過多、ストレス、過剰なアルコール、寒暖の差などは、片頭痛を起こすきっかけとなります。これらをできるだけ避けることが発作防止につながります。

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