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気になる水虫、どうすれば?

インフルエンザや風邪にかかると、マスクを着用するなどして他の人にうつさないように配慮しますが、水虫に関しては自分だけに関係する病気という認識が強いようです。でも、水虫もれっきとした感染症。周囲の人にうつさないためにも、きちんと治療しましょう。


スリッパやバスマットが家族内の感染源に

水虫は白癬菌(はくせんきん)という真菌(いわゆるカビ)が皮膚の角質層に入り込んで発症する感染症です。したがって他の人にうつす可能性があります。実際、水虫にかかっている人と一緒に住んでいる家族が水虫であるケースは多く、特に子どもの水虫のほぼ100%が親などからの感染といわれています。
主な感染源は、床やじゅうたん、スリッパ、バスマットなど、素足で接触することが多い場所です。水虫の人がこうしたところを歩くと、白癬菌を含んだ角質細胞がアカとなって落ち、そこを他の人が素足で歩いたりすると、その角層細胞が足に付着します。付着したあとに足を洗わなかったり、1日中靴下や靴を履いたりしていて足が蒸れた状態にしておくと、菌がどんどん増殖して、水虫に感染してしまいます。
こうした家族内感染を防ぐためにも、水虫はきちんと治療することが大切です。


自分の水虫に合った薬で、きちんと治療

水虫の治療の基本は、塗り薬や飲み薬を使用する薬物療法です。使用する薬は水虫のタイプによって異なります。
水虫が足の指の間にできる趾間型(しかんがた)や、小さな水ぶくれができる小水疱型(しょうすいほうがた)の水虫では、塗り薬が第一選択となります。塗り薬は、皮膚に浸透しやすいお風呂上がりによく乾燥させてから塗ると効果的です。また、白癬菌はかゆい場所や水虫の症状がある場所以外にも潜んでいるので、広く塗るようにします。
かゆみなどの症状が治まったからと薬を塗るのを止めてしまうと、白癬菌の一部が生き残り、再発の原因となります。少なくとも1カ月程度は薬を塗り続けましょう。
足の裏にできる角化型の水虫や爪にできる爪白癬では、飲み薬が用いられます。
また、バスマットなどはこまめに洗って清潔に保つ、毎日足を丁寧に洗う、毎日靴を替える、蒸れにくい靴下を履くなどの対策が、水虫の予防や再発防止に有効です。家族に水虫の人がいる場合、一人だけが治療しても家族内感染が続きます。全員で治療することが大切です。
なお、自分の水虫にはどのような薬が適しているか、薬剤師に相談するとよいでしょう。

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