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インフルエンザの予防接種はお済みですか?

インフルエンザが気になる季節になりました。毎年12月から3月ごろにかけて流行し、日本だけでも年間数百万~1000万人前後の人がかかるとされます。インフルエンザ予防対策の基本はワクチンの接種です。すでにお済みですか?


ワクチン接種には発症を抑えたり、重症化を防ぐ効果が

私たちの体内には、ウイルスや細菌などの異物が侵入してきたときに、それらを攻撃して排除しようとする免疫の仕組みが備わっています。その一つに、1度目にかかったときはその異物について学習し、2度目にかかったときは抵抗するという獲得免疫があります。インフルエンザワクチンの予防接種は、この獲得免疫の仕組みを利用したもので、接種したものと同じタイプのインフルエンザウイルスが体内に侵入したとき、増殖を抑えることができます。
インフルエンザワクチン接種にはもう一つ、大きな効果があります。インフルエンザにかかると、通常は1週間程度で回復しますが、中には重い合併症を起こし、時には生命に危険が及ぶ場合があります。インフルエンザワクチン接種は、発症した際の重症化を防ぐことが期待できます。


12月初旬までに接種を済ませよう

インフルエンザワクチンは接種してから効果を発揮するまでに約2週間かかります。その期間を考慮すると、12月初旬までには接種を済ませておくのが望ましいといえます。また、流行するインフルエンザウイルスのタイプは毎年変化するため、ワクチンは毎年接種する必要があります。
重症化しやすい65歳以上の方、心臓や腎臓、呼吸器の慢性的な病気をお持ちの方、集団感染を起こしやすい学童期のお子さんなどには、特に接種がすすめられます。65歳以上の方は公費負担の対象となっているので、自治体に問い合わせましょう。
なお、ワクチンの製造には鶏卵が使われているため、卵アレルギーのある人は必ず接種前に医師に相談してください。


日常生活での対策も忘れずに

インフルエンザワクチンを接種しても、100%防げるわけではありません。併せて、日常生活での対策も必要です。帰宅時や食事の前に石鹸を使って丁寧に手を洗う、外出時にはマスクを着用する、室内の加湿や換気を心がけるなどを実践しましょう。日ごろから十分な睡眠や休養、栄養バランスのよい食事などで体力をつけておくことも大切です。
急な発熱などインフルエンザと思われる症状が現れたときは、すぐに受診するとともに、安静にして睡眠を十分にとりましょう。

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