はあとだより 5月

熱中症予防に「亀鹿霊仙廣」

〈心の熱さまし〉「五臓に染み渡る」などと、五臓六腑という言葉は今も使われていますが、おそらく多くの方は「内臓のことでしょ」くらいの認識だと思います。この五臓六腑の中で、熱中症予防の主役となるのが「腎」です。

季節の主役としては「腎」は冬で、夏は「心」ですが、夏の暑さに耐えられるかどうかの鍵は、腎が握っています。
腎の性質は「水」です。心の性質は「火」です。
夏の主役は心ですから、暑さは「火に油を注いでいる」ようなものです。

その燃え盛る炎を冷ましてくれるのが、身体の中にある「水」です。
腎の異常が尿検査でわかるように、腎は体内に入ってきた水分の吸収、保持、配分、排水まで、水分の動きをすべて管理しています。汗も水分です。汗をかくことで暑さを放出しています。

そこで「心の熱さまし」として働く腎を応援してくれるのが、亀板です。心瀉補腎のバランスを整えることから、熱中症予防は始まります。