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2020/06/27

アルコール消毒について勘違いしていませんか?

今のご時世、どこのお店にも当然のようにアルコール消毒剤が置かれています。

とはいえ、「アルコール消毒したから絶対安全」みたいな流れになっていませんか?
アルコール消毒についての注意点をきちんと認識している人がはたしてどれだけいるでしょうか。



まず、アルコール消毒はあらゆる菌・ウイルスをやっつける魔法の方法ではありません。
新型コロナウイルスについてはたまたまアルコールが効きやすい構造をしているだけで、消毒薬をワンプッシュしただけでは死なないウイルスや菌なんて他にはたくさんいます。


その代表格がノロウイルスですね。
厳密にいうと効かないわけではないんですが、30秒以上アルコールに接触していないと不十分だと言われています。アルコールに手を浸さないとダメですね。


また、食中毒の原因となるセレウス菌などは「芽胞」という強力なバリアを張ることができ、アルコール消毒はおろか煮沸しても死にません。
(ちなみにこういう場合はアルコールではなく次亜塩素酸ナトリウムなどが有効)


海外ではエンテロコッカス・フェシウムという腸内細菌がアルコールに対する耐性を獲得した、というニュースも2年前にあったばかりです。
消毒薬に対する耐性、というのは別に特別珍しいことではないのですが、「消毒したから安全」という考えだとちょっと危ないかも。


また、手に消毒薬を噴霧する際にも注意点。
アルコール消毒は、アルコールの「濃度」がとても重要です。「量」ではなく「濃度」です。

どんなに高濃度なアルコールでも、手が濡れていてはアルコールの濃度が下がってしまい十分な効果が得られません。

なので、手洗いの直後にまだ乾ききらないままアルコール消毒をするのはあまり意味がないです。


また、アルコール配合と書いてある消毒薬でも、濃度が低いものについてはその分長い時間手が接触していないと効果が得られないので注意。
今まではたまたま感染しなかっただけで、消毒した気になっているだけで実は全然効果が無かったなんてことも?



…というように、アルコール消毒はただ漠然と使っているだけでは思わぬ油断を生みます。




ところで、アルコールが効かない菌・ウイルスにも効果があり、それどころか消毒薬もいらないほどの素晴らしい感染対策があります。





それが「石鹸による手洗い」です。

石鹸の成分自体がアルコールと同じく新型コロナウイルスの構造を破壊する役目があります。
また、たとえ破壊できなかったとしても物理的に手から洗い流すことができます。

先ほどのノロウイルスやセレウス菌も、破壊こそできませんが手から綺麗に除去できます。
特別な消毒成分の入っていない、ただの石鹸でも、です。


医療系の大学では、「手を洗う」ということが医療行為の一環としてきちんとカリキュラムに組み込まれているくらい、手洗いは重要なんです。

変なメーカーの消毒薬を買うくらいなら、正しい手洗いの仕方を身に着けた方がよほど建設的ですよ。





星野



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