「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 その1

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8月3日(土)

おはようございます。

皆さんは「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼた

ん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」

という言葉をご存知でしょうか?

昔の人は、美人を花にたとえてうまいことを言ったもので

す。

参考文献 渡辺 武 「わかりやすい漢方薬」

芍薬も牡丹もキンポウゲ科の中国原産の花で、

芍薬は、長い茎に大きな花弁の美しい花が重そうに見えま

すね。

この女性の美しさを例えた言葉を漢方の世界では、

女性が健康な美しさを保つ金言として解釈しているので

すよ。

「立てば芍薬」は「腹が立てば芍薬」と考えます。

朝、目が覚めると頭が重く、いつも家族に腹を立てている

人、俗に言うヒステリー症状の女性の人です。

こんな女性は腹が立てば芍薬を飲むといいのです。

人が腹を立てるのは、腸に水がたまったり、便秘などで内

臓が下がり、痔やヘルニヤ、子宮後屈などになり、いつも

腹筋と背筋がツッパテいるからなのです。

腸にたまった水分を排泄する薬効のある芍薬を飲めば、

これらが改善され、「腹が立てば芍薬」を飲めば治るとい

うことなのです。

参考文献 渡辺 武 「わかりやすい漢方薬」