日焼け止めを上手に使おう

季節の健康ワンポイント
私たちにとって非常に身近な紫外線。紫外線は、カルシウムを代謝する際に重要な役割を果たすビタミンDを皮膚で合成するために必要ですが、同時に浴びすぎた場合には日焼け、しわ、シミ等の原因となるほか、長年浴び続けていると良性/悪性の腫瘍や白内障等を引き起こすことがあります。

正しい知識を持ち、紫外線の浴びすぎに注意しながら上手に紫外線とつきあっていきましょう。
〈紫外線の浴びすぎを防ぐ方法〉

①紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線は、正午前後(太陽が最も高くなるとき)に最も強くなります。

②日陰を利用する
紫外線は太陽から直接のものだけではなく、空気中で散乱したものや、地面や建物から反射したものもあるので注意が必要です。

③日傘を使う、帽子をかぶる
帽子の着用で眼の紫外線ばく露は20%程度減少します。麦わら帽子などの幅の広いつばのある帽子は、より大きな効果があります。

④衣服で覆う
袖が長い襟付きのシャツのように、体を覆う部分の多い衣服の方が紫外線から守ってくれます。さらに、しっかりした織目・編目を持つ生地の衣服がより効果的です。

⑤サングラスをかける
紫外線防止効果のあるサングラスや眼鏡を適切に使用すると、眼の紫外線ばく露を最大で90%カットすることができます。

⑥日焼け止めを上手に使う
衣類などで覆うことのできないところには、大人は勿論のこと、子どもも上手に日焼け止めを使うのが効果的です。
環境省「紫外線環境保健マニュアル」をもとにクラスAネットワーク作成