笑顔のちから

動物は笑いません。
人工知能も(AI)も笑いません。
なぜ人間は笑うのでしょうか?

人間は、物事をそのまま受け入れる動物と違って、必要以上に重要視したり、深刻に捉えたりするからです。そして、こういうこだわりから解放された時に人間は笑います
笑いに関する科学的な研究は多く、様々な効果が報告されています。

『笑いの効能』
笑うことで、がん細胞やウイルスを殺す働きをするナチュラルキラー細胞が活性化し免疫力がアップします。糖尿病患者さんの血糖値上昇を抑えたりするなどの報告もあります。他にも脳の働きが活性化する・血行促進・筋力アップ・幸福感がアップする・鎮痛作用など…笑いの効能はたくさんあります。
大笑いすると腹筋や横隔膜を激しく上下させるためかなりの運動量になり、3分大笑いすると10kcalの消費になるのです。大笑いでダイエットもできるかも?!
メンタル面では、副交感神経の働きが活性化しリラックス状態になり、ストレス抑制、不安や緊張の緩和など効果が報告されています。

『笑いの作り方』
笑う事は簡単のようで簡単に笑えない時もありますよね。
しかし、特に面白くなくても笑顔を作るだけで笑う事と同じ様な効果があることも分かっています。その笑顔とは、赤ん坊のような笑いが基本とされ、左右が対称で口元がU字になるように口角が上がった状態です。まず頬骨の上の筋肉をマッサージした後に、鏡に向かって左右の口角を片方ずつゆっくり引き上げ、それから左右同時にゆっくり引き上げて下さい。
同じ笑顔でも左右非対称のいわゆる「ゆがんだ笑い」は、これまで述べてきた効果もなく、他人にもあまり好印象を与えません。

笑顔に似た表情を作るとドーパミンが活性化します。ドーパミンは脳の快楽に関係した神経伝達物質。「楽しいから笑顔になる」ではなく「笑顔を作る楽しくなる」という逆効果が人間の脳にはあるのです。さらに笑顔でいると、楽しいものを見いだす能力も高まるそうです。
最初はぎこちないかもしれませんが、毎日鏡をみて自分の一番すてきな笑顔を見つけて下さい。
もちろん楽しい時には遠慮なく大笑いしてください!(^^)!

コロナ渦で幸せの基準が変わり、マスクの着用が当たり前の毎日で忘れがちな笑顔。
そんな今だからこそ笑顔を味方に健康な毎日をお過ごしください!!