温泉旅行

最近近場の温泉へ行ってきました。
久々のゆっくりを目的にした旅行に癒されました(^-^)

さて、日照時間が短くなる2月は、気持ちがふさぎ込みやすく、イライラや不安を感じる、憂うつな気持ちになるなど、メンタルの不調を訴える人が増えるといわれているそうです。

こうした不調は、最初はちょっとしたものでも、放っておくといわゆる「うつ病」など心の病に進行してしまうことも。メンタルケアをきちんと見直し、精神を安定させる方法について知っておきましょう。

大元の原因にきちんと向き合う

イライラ、不安、憂うつ……表れ方は様々でも、それらはみな、不安定な精神状態が形を変えて出てきているにすぎません。こうしたメンタル不調が出ているときには、必ずどこかに大元の原因があります。

○過去の体験に端を発するものも

メンタルの不調の原因が、その人の育った環境など過去の体験にある場合も。
ツラくても、自分が何に苦しんでいるのか、その大元に向き合うことが大切です。カウンセリングを受けるのも一つの方法です。その場合、自分に合ったカウンセラーを探すことがポイントです。

○栄養状態もメンタルに影響する

メンタル不調は、実は、栄養素の欠乏によって引き起こされることもあります。たとえば、神経伝達物質の「セロトニン」の不足は、うつ病の一因となることがわかっていますが、このセロトニンは、「トリプトファン」というアミノ酸が材料です。トリプトファンの元になるのは、肉や魚、乳製品、大豆製品などのたんぱく質ですが、これが足りていない人が多いのです。また、トリプトファンは、鉄、マグネシウム、亜鉛などの栄養素が体内に十分にないと、つくることができません。
ほかにも、閉経前の女性が発症するうつ病は、少なく見積もっても、2割は鉄不足が原因だと考えられます。コレステロール値が低すぎると精神的に不安定になることもわかっています。脳と体のエネルギー産生や神経刺激伝達に関与しているビタミンB群、鉄の吸収にも関与しているビタミンCなどの不足から、うつ症状を呈する人もいます。
食事は非常に重要。バランスのよい食事を取ることは、体だけでなく、心を健康に保つためにも大切なことなのです。

○こんな状態があったら要注意

以下の状態があったら、メンタル不調のサインかもしれません。

元気が出ない、やる気が出ない
気分が乗らない
人に会いたくない
趣味が楽しくなくなった
体がだるい、痛い
仕事、勉強、家事などに、今までのように取り組めない
今までと違う感じや、何か変な感じがする

あてはまる項目が多いほど、メンタルが不調になる恐れがあります。そんなときはどうか、それ以上がんばろうとするのではなく、以下のような方法で、少しでも心身の負荷を減らすことを考えるようにしてください。

○血液検査で栄養素の状態を確認

お近くの病院で血液検査をしてもらうと、タンパク質、鉄、亜鉛など、ほとんどの成分は通常の血液検査で調べることができます。不足しているものがわかったら、栄養バランスの整った食事をとることはもちろん、必要に応じて薬やサプリメントを使うなどして、不足を補うようにしてください。

○十分な睡眠をとる
メンタル不調の予防や改善には、睡眠も大切。人は、睡眠を取ることで自律神経のバランスを整え、免疫力を向上させています。睡眠には、ストレスを受けたときに分泌されるホルモンである「コルチゾール」の分泌量を適正化し、ストレスから回復させる働きもあります。その結果、イライラや憂うつ感などが軽減するのです。体だけでなく、心の不調を感じたときにも、睡眠をたっぷりとりましょう。

○自分のために時間とお金を使う
心を病む人の多くが、仕事や家事、育児に追われ、自分のための時間を確保できていません。忙しい現代人には難しいことかもしれませんが、たとえば、1日何分はジョギングする、散歩する、ぼーっとするなど、何でもよいので「好きなことをする私の時間」を意識的につくるようにしてください。 また、特に主婦の方などには「子どもの教育費のため、家計のため」と、自分には一切お金をかけずにお小遣いなしで我慢している方も多く見られます。ある程度の節度が条件ですが、少しくらいは自分にもお金を使ってあげるようにしましょう。それが自分のメンテナンスにつながり、メンタル不調の予防となるからです。お母さんの心の安定は子供たちにも必ずプラスとなるのです。

○ヨガや座禅で自分と向き合う
ヨガで行なう呼吸法には、瞑想を促し、精神をリラックスさせる働きがあります。ゆっくりと意識を集中することで、様々な雑念から気持ちを解放できたり、自分を認める気持ちになれたりするというメリットもあります。こうして自分と向き合うことは、自分を大切にすることにほかならず、それこそが、メンタル不調の解消にはとても大切なことなのです。
座禅に参加し、症状を大きく改善させた人もいます。座禅はたいてい、お寺などに大勢集まって行ないます。そこには、同じように悩みを抱えた人が来ていることが多く、そうした人たちと一体感をもちながら行なうことにも、セラピー効果があるようです。

○できるだけ笑う
笑うことも、メンタル不調の解消に大いに役立ちます。笑える映画や番組を見たり、笑いながら行なう「笑いヨガ」に参加したりするのもよいでしょう。口癖が気持ちを左右することがあるように、おもしろいことがなくても声と動作で笑うまねをするだけで、脳は「楽しい」と感じ、気持ちがポジティブになります。また、「あっはっは」と声に出すと酸素消費量が増え、免疫力も高まります。メンタル不調を抱えているときこそ、笑うようにしましょう。