冬に流行する食中毒

近年では「食中毒」は通年を通して注意が必要になりました。
夏は高温多湿を好む細菌性の食中毒が流行し、冬は乾燥した環境でも生息できるウイルス性の食中毒が猛威を振るいます。
なかでも、ノロウイルスやロタウイルスは、感染力が非常に強いため、家庭や施設等で患者が発生すると集団発生を引き起こすことがあります。
食中毒は「つけない」から始まる「手洗い」が基本!
その重要性も周知されていますが、未だに人の手を介する感染が減りません。予防に有効な手洗いが出来ているか、もう一度見直してみませんか?

<いつ洗う?>
外出から戻った時、トイレの後、調理前後、調理中の非加熱食材に触れる前、食事前など、普段から清潔を心掛けましょう

<洗う前に!>
爪は短く切っておきましょう(マニキュアも除去しましょう)
時計や指輪などの装具は外しておきましょう
この時に傷を見つけたら、できるだけ調理は控えましょう

<洗う時は!>
指先、爪の間、指の間、親指回り、手首、手のしわに洗い残しが多いといわれています
意識して重点的に洗いましょう

<洗ったら?>
タオルは共用せず、個人用タオル又はペーパータオルを使用しましょう
アルコール消毒を行い、より万全に対策しましょう
(ノロウイルスにはアルコールの有用性が証明されておらず、塩素系の消毒剤のみ有効とされています。しかし塩素系の消毒剤は、人体の手指に使用すると手荒れを引き起こしてしまうので、他の原因菌を排除するためにもアルコール消毒を行いましょう。)

いかがでしたか?適切なタイミング、適切な手順で、自分の手洗いは行えていましたか?自分が発生源にならないように、一人一人が衛生的な手洗いを心掛けましょうね。