春眠暁を覚えず

中国の詩人が詠ったように、布団から出るのが辛い身の凍るような朝が減り、ついつい寝坊してしまいそうな心地よい朝が増えてきましたね。

「睡眠」は「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」「記憶の固定」「感情整理」など多くの重要な役割があります。
睡眠時間の目安は6~7時間程度とされています。しかし、年齢や体質、季節によっても睡眠時間は左右されます。「〇時間寝ないと!」とこだわりすぎるとかえって眠りを浅くしてしまったり、不眠に陥ることも多いようです。

「なんだか今日は目が冴えるな」「眠りにくいな」という時は、入眠までの行動を振り返ってみましょう。

①入浴直後は眠りにくい
 体に熱がこもっている状態は、実は入眠の妨げになります。入浴を就寝1~2時間前にすると、体温が下がるタイミングでメラトニンという体内時計ホルモンが放出されて、睡眠を促してくれます。

②室内は暗く、スマホは控えて
 メラトニンは明るいところでは分泌が抑制されます。また、ブルーライトも脳に朝だと誤認させてしまい、覚醒を促してしまいます。部屋を暗くして脳に夜だと思わせて、メラトニンを分泌してもらいましょう。

③寝酒、カフェイン飲料は控えて
 寝酒は入眠を促してもらえる人もいますが、眠りを浅くしてしまいます。コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料も同様です。寝る前におすすめなのが「梅昆布茶」。緑茶と異なりノンカフェインで、梅に含まれるクエン酸が疲れを分解してくれます。

いかがでしょうか。春の心地よい陽気に朝寝坊...はできないので、質の良い睡眠をとって、春の朝日を浴びて元気に過ごしましょう!