わが街じまん(石川県金沢市)

わが街じまん

「卯辰山(うたつやま)から眺望する金沢の食と幽玄の美の街並み」

卯辰山は向山(むかいやま)または夢香山(むこうやま)とも呼ばれ、高さ141mの超低山ながら、そこからは過去の戦災を逃れた歴史を感じさせる金沢市街の風景が観られ、時間を忘れる街並みです。

金沢には全国で最初に作られた公立の能楽堂「石川県立能楽堂」があります。江戸時代より歴代藩主が庶民に推奨したため金沢は「空から謡(うたい)が降ってくる」と言われるほど能の盛んな街となり、その伝統は金沢市無形文化財「加賀宝生」に受け継がれています。私も手前みそですが初老還暦から手習いを始め、毎年2回能舞台に立っています。

卯辰山の麓には古民家カフェ・食事処・夜はバーとなっている「お食事barつばめ」があります。
その店のメニュー「おひつごはん定食」は品数が多いのですが、女性の皆さんは完食して満足されています(ニンマリ)。おひつごはんのおかわりもできます。おふくろの味がする家庭料理です。そして〆(しめ)のデザートはりんご飴です。さっぱり感と甘さが残って、さらに満足感を味わっていただけます。
近くには坂の名「あやめ坂」の由来のある光覚寺に、「飴買い幽霊」伝説が残っています。

また、少し散策すれば泉鏡花の生家に建てられた泉鏡花記念館があります。館内はそれほど広くはないですが、原稿や作品展示を見れば、鏡花の予備知識がないひとでも十分、鏡花の作家活動・人柄が分かります。德田秋聲、室生 犀星とともに金沢の三文豪の一人であり、この記念館は重厚感のある文学館だと思います。

さらに少し散策すれば、近江商人が作ったといわれる近江町市場があります。言わずと知れた「市民の台所」です。
最近は観光客が多く値段も高くなっているので、お店の人と交渉しながら会話を楽しんで金沢の食の醍醐味を堪能してください。

株式会社アカマル・金沢駅前はあと薬局(石川県金沢市本町2-15-1)
立地柄、観光客も来局して食事処や観光・道案内の際にお薬や健康相談に乗ることがあり、地域住民の他、来局の皆さまに病気の知識と予防そしてエビデンスに基づいた健康づくりの提案を行い親しまれる薬局になるように努めています。
株式会社アカマル 金沢駅前はあと薬局 代表取締役 赤丸邦夫