まちの薬局つれづれ日記 第23回

2020.10.28 薬剤師コラム


日常の中で感じるあんなこと、こんなこと。
class A 薬局の仲間で、天心堂梅崎薬局(福岡県)の梅崎実さんがお届けします。

コロナのおかげで気づいた2つのこと

はじめまして。
今回から本コラムを担当させていただきます、天心堂梅崎薬局の梅崎実です。薬局経営をしながら、中小企業診断士として経営コンサルタント業も行っています。
私の勤める天心堂梅崎薬局は、福岡県の柳川市という片田舎にあります。柳川城の堀を巡る川下りや、ウナギを蒸籠で蒸したせいろ蒸しが有名です。

さて、本コラムの執筆をご依頼いただいたのが3月17日。この時期、どうしても外せない話題はコロナ。
日本中の企業に大きな影響が出ましたし、受診抑制や処方の長期化で医療機関も薬局も大きなダメージを受けました。

そのコロナのおかげで気づいたことが2つあります。

ひとつ目は、つながりの重要さ。
橋本会長は常々、お気に入り薬局になることが大切だとお話になってます。それはやっぱり正しかった!

福岡県で初めてコロナ感染者が出たのが2月20日。そのニュースを聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのが「お客さん、不安になってるだろうな」ということ。そこで感染予防のコツや、お客さんの健康を気遣うハガキを作り、翌日に送付しました。するとたくさんのお客さんが来店してくれたり、お礼の電話をくれるなど予想外の大反響!その後も「ハガキでつながり強化作戦」を実行したところ、多くのお客さんから喜ばれ、売上も大幅アップとなりました。
反応が良かった理由は、スピードとテーマ。文章の質よりもスピードを優先し、お客さんの心が大きく動いているタイミングで送付したことが良かったと感じています。それと、出来るだけ売り込み感が出ないよう、「あなたを気遣っています」というメッセージにしたこと。誰だって、不安になっている時に売り込まれたらイヤですもんね。

ふたつ目は、情報の重要性。
コロナの影響を軽減するために、さまざまな施策が打たれています。コロナ対応型の小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金なども新設されています。私も中小企業診断士として、さまざまな補助金申請の支援をしています。

補助金は知っている人だけが得をする制度。すでに多くの方が、補助金の力を使ってビジネスの立て直しを始めています。地域住民の健康を守る医療機関は、事業を継続することが何より大切。そのためにも、情報をいち早くつかんで動くことが重要だと実感しました。
薬局で使える補助金もたくさんあります。ぜひ探してみてくださいね!

text by 梅崎 実(うめざきみのる)

福岡県柳川市で調剤薬局と漢方薬店を運営する天心堂の副社長。顧客との固いつながりを武器に大手に負けない経営を実践中。経営コンサルタントの国家資格「中小企業診断士」として、売上UPや補助金申請支援も行う。