乳幼児の保護者を対象にした育児講座

さくら薬局山口の管理薬剤師、石田です。

8月に入り暑い季節になってきました。

連日30℃が越える日々が続いており、熱中症には十分気をつけなくてはいけませんね。

さて今回は、山口市の育児講座についてお話したいと思います。


日時 8月1日 13:30~15:00

場所 山口市保健センター

内容 こどもとお薬

対象者 乳幼児の保護者 30名 (託児所あり)

さくら薬局山口では、毎年、山口市保健センター様から依頼を受け、育児講座の講師をさせていただいています。

今年も大変盛況で、定員30名のところ、40名近い申し込みがあり、キャンセル待ちが出るほどでした。


講演では最初に、処方せんやお薬手帳に関する簡単なクイズをしました。

続いて医療用医薬品と一般用医薬品の話、薬の効き方などについて話をしました。

また、参加者の方から事前にいただいていた「薬の飲ませ方」や「保管の方法」などの質問を中心に、1歳5か月になる男の子の父親として薬の飲ませるときの失敗談や苦労話なども交えながら、楽しくお話しさせていただきました。

薬をまだ飲ませたことがなかったり、坐薬を使ったことがないというお母さまも多く、「シロップの飲ませ方」や「粉薬の飲ませ方」、「混ぜていいもの、悪いものの一例」などや、「坐薬を入れるときの注意点」「入れた後出てきてしまった時の対処方法」などをお話ししました。


お母さま方も話を聞いてばかりではつまらないので、乳幼児への飲ませ方の一例として粉をペースト状にするという実習を行いました。

空の紙コップと水の入コップを用意して、1gの乳糖にどれくら水を入れればペースト状になるか、ということをしてもらいました。

結論から言うと、スポイトを使って数滴垂らしてもらうといいわけですが、そのままコップでお水を入れるお母さまや慎重に水を入れるお母さまと様々で、うまくペースト状にできた方もいらっしゃれば、サラサラに溶けてしまった方もおられて・・・それぞれのお母さまの性格が出ました。

服用のポイントは服用させるときは頬の内側にくっつけて食べさせる、もしくは飲み込ませる、そのあとにお水を飲ませることです。



講演後のアンケート結果では、ほとんどの方が「ためになった」と回答をいただきました。回答の中には「こどもが病気になる前に、薬の使い方など知っておけてよかった」など意見をいただき、今回の講演を引き受けて良かったなと実感しました。



最後に、暑い中参加いただいたお母さま方々、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。