猫の死

実家で20年間飼っている猫が昨日亡くなりました。
ここ一年くらいは日々弱っていってましたが、年明けからの変化は急激でした。

正月訪れた時は普通に歩けていたのが、2週間前に実家に帰った時は骨や筋肉が弱り後ろ足を引きずっている状態でした。

ただいつ見ても心は元気で食欲旺盛でマイペースに過ごす彼女を見ていると、
『本当は化け猫で実は不死身なんじゃないか』
と思っていました。


母親のそばで声にならない鳴き声で『ニャァ』と言い、スーっと眠ったらしいです。
彼女は死ぬ間際何を思ってたんだろう。


よく、
「猫は人のいないところで静かに死ぬ」
といいますが、あれは警戒心の強い猫が自分が弱っている状態をほかの生き物に狙われないために身を隠すところからそう言うらしいです。

それなら、うちの猫は我が家で安心しきってのびのび過ごしてくれてたんだなと。

最後の一声は、ずっと一緒にいてくれた家族とくに母親に、
『ありがとう』って言ったのだと思います。


今日は火葬です。
20年間ありがとう。
本当に猫らしい猫だった。
さようなら。