元気のたね①

最近、こんなお悩みを持つお客様がいらっしゃいました。

「杖がないと歩けないほどふらつきがあって…。
水が流れているような耳鳴りもして、毎日がとても辛いんです。
このままでは外に出るのも怖くて…」

以前は週に1回、仲間とバドミントンを楽しんでいたほど元気だった方。
それが、いつの間にか動くのも辛くなってしまっていたそうです。

そこで、東洋医学の考え方を取り入れてみたんです。

すると、少しずつ体が変わりはじめました!

家の中では杖がいらなくなり、
耳鳴りも「聞こえない時間」のほうが長くなってきたんです。
最近では気分も前向きになって、
仲間が待っているバドミントンクラブの見学にも行けるように!

今では「もう一度、コートに立ちたい!」と笑顔で話してくださっています。



夏場は熱中症が怖くて、涼しい部屋で過ごす時間が多かったそうです。
しかし、水分をたくさん摂り過ぎて、体の中の水の巡りが悪くなってたんです。

東洋医学では、こうした状態を「水滞(すいたい)」と呼びます。
体の中に余分な水がたまると、「気(エネルギー)」の流れまで滞り、
耳鳴りやふらつきの原因になることがあるんです。
さらに、気が不足すると、
余分な水を外へ出す力も弱まり、悪循環に陥るのです。

ここで大切なのが、気を生み出す胃腸の力!。
胃腸が元気だと、気がしっかり作られ、
体のめぐりもスムーズになります。

脂っこいものやお酒、味の濃いものは控えめにして、
消化にやさしい食事を心がけることをおすすめしています。

そしてもうひとつ。
体を少し動かして軽く汗をかくことも大切。
しっかり呼吸をしながら体を動かすと、
肺の気が巡って、水の流れもよくなります。



「まずは、毎日数分でも深呼吸をすること。
それから、胃腸にやさしい食事を摂ってね。」

これが、私がお伝えした最初のステップです。


体は、ちゃんと向き合えば必ず応えてくれます。
焦らず、少しずつ整えていきましょう。



すいれん薬局の せつこ先生 でした!

今日も、あなたの中の「元気のタネ」が
やさしく芽吹きますように。