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ゆきさん薬局

2019/06/16

ねんざになったら、湿布より先にやってほいしいこと

~ねんざをしたので、湿布をください!~

前にチラージンの事で相談をしていた林智子さんの長男、亮太君が「湿布をください」と言って入ってきました。

ゆきさん、足を引きづっている亮太君を見ながら話しかけました。
「足を痛そうにしているけど、どうしたの?」

亮太君
「サッカーで足をひねって、ねんざしました。顧問の先生に、『今日は練習にならないから、湿布を貼って帰れ』と言われて、とりあえず学校に有った湿布を貼ってきました」

ゆきさん
「それしかしていないの?」

亮太君
「はい。お母さんが湿布はうちに無いから、買っておいでと言われて」

ゆきさん
「いつ、怪我をしたんだい」

亮太君
「足をくじいて家に帰って、すぐにここに来たから、1時間もしていないと思います」

ゆきさん
「そうか。じゃあ、そんなに時間はたっていないんだね。それより、ここに入ってきたときより、腫れているんじゃない」

亮太君
「あ、本当だ」


~RICE処置が基本~

ゆきさん、お店の冷蔵庫から氷を出してきて、亮太君の足首を冷やしながら話し始めました。
「亮太君、スポーツをしているんだから、怪我をした時の対処法を覚えておくと良いよ」

亮太君
「はい」

ゆきさん
「けがをした時は、RICE処置というのが基本なんだよ」

亮太君
「えっ。ご飯を食べるんですか?」

ゆきさん、笑いながら答えました。
「違うよ。ご飯食べても治らないよ。英語で書いた処置方法の頭文字を取ってRICE処置というんだよ」

亮太君
「そうなんだ。で、どうするんですか?」

ゆきさん
「Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとってRICE処置と呼びます。これらをきちんと行うことで、治療を早めることができるんだよ」

亮太君
「ふーん」

ゆきさん
「まずはケガしたところを動かさず、安静に保つようにします」

亮太君
「えー。どれくらい足首が動くか心配で、ぐりぐり回しちゃった」

ゆきさん
「それは良くないよ。本当に治りが遅くなるから、気をつけてね。次にケガをしたところとその周りを、氷で冷やします」

亮太君
「シップを貼った方が、効果があるんじゃないの?」

ゆきさん
「シップよりも冷やす方が、効果が高いんだよ。冷やすことによって痛みを軽減できるし、腫れや炎症を抑えることができます。ただし、冷やしすぎに注意が必要だよ。15分程度冷やして、痛みが鈍ったらはずし、また痛みを感じ始めたら冷やすように繰り返してください」。

亮太君
「だから、いま冷やしてくれているんですね。冷やしすぎたら、どうなるんですか?」

ゆきさん
「肌がしびれるほど冷やしたら、凍傷になってしまうから、15分くらいで休む必要があるんだよ。次にケガをしたところを圧迫するのが良いんだけど、これは自分でやるのは難しいから、接骨院とかでテーピングしてもらうのが良いかな」

亮太君
「じゃあ、自分ではとにかく急いで冷やすんですね」

ゆきさん
「そうだね。最後に心臓より高い位置を保った方が良いよ。そうすることによって、腫れを防げるんだよ。今日だけは足を高くして寝てごらん」

亮太君
「どうもありがとうございます。冷やしたら、痛みが引いてきました」

ゆきさん
「一時的に痛みが引いているだけだから、2日間くらいはRICE処置を続けられるなら、続けた方が良いよ」


~整形外科で確認して~

亮太君
「それで、湿布はどれが良いですか?」

ゆきさん
「今日はとにかく冷やした方が良いから、湿布はいらないよ。それよりも整形外科に行って、レントゲンを撮る必要があるか、相談しに行きなさい。見た感じ大丈夫だとは思うけど、一応確認しておいた方が良いともうよ」

亮太君
「やはり病院に行った方が良いですか?」

ゆきさん
「行って何もなければ安心できるし、何かあって後悔するよりは行っておいた方が良いと思わないかい」

亮太君
「そうですね」

ゆきさん
「その時に湿布も処方してもらうと良いよ。湿布も今は色々あるから、最初はパップ剤にして、少し圧迫しながら固定する感じにして、数日たってからは歩きやすいテープ剤にしてもらうと良いよ」

亮太君
「はい」

ゆきさん
「それから、整形外科の後には接骨院に行って良いか医師に相談してごらん。接骨院の方が、アイシング、テーピングが得意の人が多いようだから」

亮太君
「お母さんが、ドラッグストアーよりも高いかもしれないけど、ゆきさん薬局で相談してきなと言われて来たんだけど、結局何も買わないですいません」

ゆきさん、笑いながら応えました。
「つまらない心配をしないで、早く整形外科に行きなさい。お母さんには、今度買い物したときに、2割増しでもらうからと言っておいて」

亮太君「本当に、ありがとうございました。お母さんに伝えておきます」と言って、うれしそうに帰っていきました。

登場人物

★林 亮太
林 亮太(はやし りょうた) 13歳
林智子さんの長男
サッカーをして、ねんざをしてしまった

※ゆきさん薬局の物語に登場する人物は、フィクションです

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