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吉牟田薬局 スタッフー!のブログ

2019/05/25

『清拭』←これってなんと読む?

これってなんと読むでしょう?シリーズ第2弾です!

病院・薬局・介護施設などの仕事に携わる人なら簡単なのでしょうが、入社当初の私は残念ながら読めなかったですね~

「せい…せい…(-"-) ”払拭”の”拭”と同じ漢字だから、しょく…?うーん…。」

結局、答えは『せいしき』でした。

清拭(せいしき)とは、体を拭いて清潔に保つこと。
病気やケガなどでお風呂に入れなかったり、介護が必要な方の体を拭いて清潔に保ちます。

吉牟田薬局の近くにデイサービスの施設があるのですが、そちらに来られる90代の女性が、吉牟田薬局でよくからだふきを購入されます。以前は、100円ショップで売られているからだふきを使っていたそうですが、たまたま吉牟田薬局にお買い物に来られた際に試しに購入された”ハビナースのさっとさわやかからだふき”が、使い心地がとてもよかったそうで、それからはずっとリピート購入されています。

ハビナースのからだふきは、天然ラベンダーオイル・緑茶抽出エキスの天然保湿成分が配合されていて、ノンアルコール、無着色。ずっと使い続けられるようにお肌にやさしい成分が配合されています。

そういえば、私も父の体を拭いてあげたことがあったなぁ~と思い出します。
父は64歳で癌とわかり、自宅療養をしていたのですが、体重がどんどん減り、日に日に弱っていく自分を情けなく思い、娘に迷惑をかけたくないという一心で、フラフラの状態でシャワーを浴びていたのを覚えています。

当時、私は今のような仕事には就いておらず、全く無知でしたのでどうしたらいいのか思いつきませんでした。唯一思いついたのが”シャワーベンチ”。これを使えばもっと楽にシャワーが浴びられる!そう思ったのです。介護保険を使ってシャワーベンチを購入。しかし、我が家のお風呂は狭かった…。もちろん測ってからシャワーベンチを選びましたが、浴室のドアは、内側に折り畳むタイプなのでちょっとやっかいでした…。まぁそれもわかった上での購入だったのですが(^^)
それでも、父はシャワーベンチのおかげでだいぶん楽になったと言ってくれましたが、いくらシャワーとは言え、シャワーを浴びることさえ今の体では体力消耗が大きいようでした。

そんなある日、私は衝撃を受けます。

父の薬を薬局へとりに行った時のことです。
薬剤師さんが投薬後に「お父さんの体、拭いてあげてる?」
と私に聞いたのです。

「えっ…!拭いてないです(+_+)」と私は答えました。

その手があったか!!!と、私は衝撃を受けました。体を拭けばいいのか…!と。
父も一所懸命、私に迷惑をかけまいと自分でシャワーを浴びようとしていましたし、なぜか私も、今までの習慣のまま、”お風呂は必ず入るもの”と頭の中がなっていたので、お風呂に入らずに”体を拭く”という考えが全くなかったのです…。

なんでそんな簡単なことも思いつかなかったんだろう…と衝撃を受けたまま、薬剤師さんから清拭料の説明を受け、買って帰りました。

早速、家に帰り、父に「体がきつかったら、わざわざお風呂に入らなくても(シャワーを浴びなくても)、体を拭いとけばさっぱりするかもよ~、そんな手もあるよー!」と、父の意向もあるので、軽く伝えることにしました。すると、どうやら父も体が限界だったようで、すんなり「それでいいかもなぁ」と受け入れました。

それからは、お風呂はやめて体を拭くようになりました。最初は、父が自分で体を拭いていましたが、そのうち私や姉が拭くようになりました。私が使っていたのは、”ハビナースの清拭料”。液体タイプで、洗面器にお湯を入れ(約3L)、そこにキャップ半分くらいの清拭料を溶かしてタオルを浸し、軽く絞って全身を拭きます。洗い流す必要はありません。

体を拭いていて気付いたのは、体を拭くと皮膚の状態がよくわかるということ。その当時、体に貼る薬を使用していた父は、驚くほど肌が乾燥していました。そして、体を拭いてあげると、とても気持ちよさそうでした。

毎日ほぼ一人で看病をしていると、気が張って、普段は思いつきそうなことも思いつかなかったり、考えが偏ったりするものだなぁと思いました。

父の看病をしていく中で、他にどんなことが必要なんだろう?これからどんな準備をしておけば、父が楽に過ごせるだろう?と、自分でいろいろ調べたりしました。そして、いつも行く病院の1階に相談できる場所があると聞いたので相談に行ってみましたが、私が自分で調べた内容のことばかりが答えとして返ってきました。うーん、そうじゃなくて…もっと私が知らないこと、気づいてないことが知りたいんだけどなぁ(-_-)と、私は内心思いました。(今考えれば、私の聞き方が下手だったんだなぁと思います…)

だからこそ、父の薬をとりに行った時に薬剤師さんに言われた「体を拭いてあげてる?」という言葉が私には刺さりました。私は、そういうことを教えてほしかったんだ!と思いました。

それからすごく気持ちも楽になりました。こういうことを教えてくれる人がいるんだと思ったら視界が開けた気がしました。大袈裟な感じがしますが、当時の私は、一人で必死だったのでそのように感じたのです。

実は最初、父の薬は別の薬局にとりに行っていました。
その薬局では、名前を呼ばれて椅子に座り、「このお薬を1日〇回、〇錠です」「はい、どうぞ」「〇〇〇円です」で終わりでした。私自身、あまり病院にかかることがないので、薬局ってそんなもんだと思っていました。
しかし、薬局をかえてみたら…薬剤師さんが父のことを聞いてくれるのです。投薬して終わり、ではなく、薬を飲んでいる本人のことを聞いてくれるのです。正直、それも衝撃でした。こんな薬局があるんだ!!(T_T)と。もし、父の体が薬局に行ける状態だったとして、直接この薬剤師さんから投薬を受けていたらきっと気分も違っていたことでしょう。そして、私のように看病している立場の人も話すだけで気分が楽になるのです。

薬局のあり方ってそれぞれなのでしょうが、自分の経験を通して考えさせられます。

実は、清拭料を教えてくれた薬剤師さんは、吉牟田薬局の相浦店の薬剤師さんです。そうです、だから私はこの薬局で働いているのです(^^)

私が吉牟田薬局に通っている時、その薬剤師さんをはじめ、スタッフの方がとても優しかった…。一人で頑張ろうと必死になっている人には、その優しさがとても響くのです…。

どんな仕事であれ、やっぱり”人”だなぁ思います。

P.S
吉牟田薬局で実際に働いてみると、吉牟田薬局のスタッフは、みんな優しいだけじゃなくおもしろかったです。笑

〇ハビナース さっとさわやかからだふき 60枚 
〇ハビナース うるおうからだふき 液体タイプ 400ml(約80回分)


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