ブログ

  • 2025.06.26 傷寒論 太陽病中篇 第九十四條

    燒鍼令其汗鍼處被寒核起而赤者必發奔豚氣從少腹上衝心者灸其核上各一壯與桂枝加桂湯更加桂二兩。 燒鍼にて其の汗せしめたるに、鍼處寒を被り、核起って赤き者は、必ず奔豚を發す、氣、少腹より、上って心を衝く者は、其の核上に灸すること、各一壯、桂枝加桂湯、更に桂二兩を加へたるを與ふ。 發汗をしないの...

  • 2025.06.25 傷寒論 太陽病中篇 第九十三條

    欲自解者必當先煩乃有汗而解何以知之脈浮故知汗出解也。 自から解せんと欲する者は、必ず當に先づ煩し、乃ち汗有りて解すべし、何を以て之を知る、脈浮なるが故に、汗出で解するを知るなり。 自然と治ろうとするものは、必ず當然初めに身體が暑苦しくなって、汗がでて治るはずである。その理由は、脈が浮いて...

  • 2025.06.24 傷寒論 太陽病中篇 第九十二條

    脈浮宜以汗解用火灸之邪無從出因火而盛病從腰以下必重而痹名火逆也。 脈浮なれば、宜しく汗を以て解すべし、火を用ひて之れに灸すれば、邪よって出づることなく、火に因りて盛り、病腰より以下、必ず重くして痹す、火逆と名づくるなり。 病人の脈が浮いている場合には、當然發汗をさせて解すべきである。火熱...

  • 2025.06.23 傷寒論 太陽病中篇 第九十一條

    微數之脈愼不可灸因火爲邪則爲煩逆追虛逐實血散脈中火氣雖微内攻有力焦骨傷筋血難復也。 微數の脈は、愼んで灸すべからず、火に因って邪を爲すときは、則ち煩逆を爲さしむ、虛を追ひ、實を逐ひ、血を脈中に散じ、火氣、微なりと雖も、内を攻むること力有れば、骨を焦され、筋を傷られ、血、復し難きなり。 微...

  • 2025.06.21 傷寒論 太陽病中篇 第九十條

    脈浮熱甚反灸之此爲實實以虛治因火而動必咽燥唾血。 脈浮、熱甚しきに、反って之に灸するは、此を實と爲す、實は虛を以て治するに、火に因って動ずれば、必ず咽燥唾血す。 病人の脈が浮いていて、その上ひどい熱がある時に、當然發汗劑を用いるべきであるのに、灸をして病を實しさせる行爲をしてしまった。一...