傷寒論 太陽病中篇 第三十四條

發汗過多其人叉手自冒心心下悸欲得按者桂枝甘艸湯主之。

汗を發したること多きに過ぎその人手を叉み自から心を冒へば心下悸し按を得んと欲する者は桂枝甘艸湯之をつかさどる。

汗のかかせ方が多すぎたために、胸苦しくなって、病人が手を組んで自然に胸の上にあてて、動悸がしてやたらにさすってもらいたいようなものには桂枝甘艸湯が主治します。